第三百七十八話 困難に打ち勝つその七
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「思えないですが」
「ところが本当にね」
「三歳のですか」
「子供なの。まあお父さんが尋常でない位に感情な身体だから」
「遺伝ですか」
「そうみたいだけれどね」
「遺伝でも凄いですね」
風もこう言うばかりだった。
「その娘は」
「こうした娘もいて他にもね」
「色々な子がいるんですね」
「あんた達と同じ中学生の子達もね」
「そうですか、戦える人達が」
「高校生の子が多いけれど」
「半分以上高校生ですね」
香川が言ってきた。
「おおよそ」
「大体そうよね」
「はい、年齢的には」
「大人の人もいるけれど」
「私達は年配です」
「大抵そうなっているわね」
「どの世界でも」
香川は霧島に話した。
「その立場からも戦いを導いていますね」
「そうなっているわね」
「先生以外にも頼りになる大人の人がいて」
そしてとだ、友奈が述べた。
「有り難くです」
「ではその信頼にです」
香川はその友奈に微笑んで答えた。
「戦わせてもらいます」
「宜しくお願いします」
「その様に」
こうした話をしつつだった、香川と仲代も参加した。二人もオルタナティブになって訓練に参加するが。
彼等と手合わせをしてだ、美森と樹は話した。
「香川さん達も」
「はい、お強いですね」
「特に香川さんは戦術が上手で」
「その分強いですね」
「戦闘は戦闘力も大事ですが」
その香川の言葉だ。
「頭脳もです」
「大事ですね」
「ライダーの人達にも言われますが」
「城戸君もです」
よく秋山や城戸に馬鹿と言われる彼にしてもというのだ。
「咄嗟の機転を利かせますね」
「その分も強くて」
それでとだ、美森と樹はまた話した。
「城戸さんとの訓練は」
「大変なのよね」
「はい、本当に」
「ライダーの人達の中でも」
「城戸君は困っている人を見捨てられなく」
香川は城戸が何故秋山達にそう言われるのかも話した。
「そして常に一本気なのです」
「知力自体は、ですね」
先生も城戸について話した。
「決して低くないのですね」
「はい、むしろ観察力や機転があるので」
「高い方ですね」
「知力は」
そうだというのだ。
「城戸さんは」
「低くなくです」
むしろ高いとだ、香川はさらに話した。
「その分もです」
「戦闘力は高いですね」
「そうです、そして敵を知れば」
「その分ですね」
また美森が応えた。
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