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麗しのヴァンパイア
第百六十七話

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              第百六十七話  牛乳について
 華奈子と美奈子は牛乳について塾でも話した、すると赤音は二人に対して明るい笑顔でこう言った。
「私も好きよ」
「赤音ちゃんも好きなの」
「それで毎日飲んでお姉ちゃんもね」
 赤音の姉もというのだ。
「いつも飲んでるのよ」
「そうなのね」
「それでお姉ちゃん最近ね」
 こうもだ、赤音は華奈子に応えて話した。
「おっぱいがね」
「大きくなってきてるの」
「そうなの、もうどんどんね」
「そういえば赤音ちゃんのお母さん胸が大きいわね」
 美奈子は赤音の話を聞いて述べた。
「それも」
「お母さんもね」
 赤音は美奈子にも話した。
「実際にね」
「牛乳好きなのね」
「そうなの」
「やっぱり牛乳って身体によくて」
 それでとだ、華奈子はまた言った。
「胸にもいいのね」
「錬金術にも使えるし」
 亜美も言ってきた。
「ええもんやな」
「学校でよく牛乳飲むといいって言われるけれど」
 春奈もしみじみとした口調で話した。
「そうしたことからもいいのね」
「やっぱり胸って大きい方がいいわよね」
 華奈子がここでまた言った。
「本当に」
「そうよね、だから私も最近ね」
「牛乳どんどん飲んでるのね」
「お姉ちゃんみたいになりたいから」
 赤音は華奈子にこう答えた。
「胸だって」
「それで牛乳も飲んでるのね」
「そうしてるの」
 実際にと言うのだった、そうしてだった。
 華奈子は美奈子と共にこうも言った。
「あたし達もこれからね」
「どんどん牛乳飲んでいこうね」
「そうしてね」
「胸だってね」
「だから」
「これからもね」
 牛乳を飲んで何かと大きくなろうと言うのだった、そうしているうちに塾の授業がはじまった。するとここでもなのだった。


第百六十七話   完


                 2019・6・13
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