暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百七十七話 秘めた意志その十九
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「では」
「それじゃあ先生も」
「いただきたいです」
「どんどん作るよ。麺を打ってね」
「麺打ちからですか」
「それでおつゆも作るから」
 その両方に励むというのだ。
「そういうことでね」
「本格的ですね」
「だから吾郎ちゃんの料理は美味いんだよ」
 そうだというのだ。
「凝るから」
「そうですか」
「ちなみにお金のことは」
「そちらは私の方で」
 先生はうどんの費用についても出すと申し出た。
「安心して下さい」
「ああ、いいんだ」
「お構いなく」
「それは悪いね」
「いえ、お金のことは」
 先生は北岡にさらに話した。
「充分過ぎる程です」
「あるんだ」
「ですから」
 それでというのだ。
「気にされることはないです」
「そうなんだな」
「それでは」
「ああ、吾郎ちゃんが作ってな」
「私も頂きます」
「それじゃな」
 こうしてだった、先生も含めて一同は由良が作った讃岐うどんを食べることになった、それでだった。
 そのうどんを食べてだ、友奈はすぐに言った。
「本当に美味しいわ」
「そうよね」
 その友奈び美森が応えた。
「コシがしっかりしていて風味もよくて」
「おつゆの味もね」
「しっかりしているわね」
「凄くね」
「まさに本物の讃岐うどん」
「お葱もカマボコもちゃんと切っていて」
「本当にね」
 由良が作った讃岐うどんはというのだ。
「美味しいわ」
「そうよね」
「そう言ってくれると嬉しいよ」
 由良自身も食べている、そのうえでの言葉だ。
「それじゃあおかわりもあるから」
「そうですか、それじゃあ」
「そちらも」
「というか実は作り過ぎて」
 ここでこうも言った由良だった、やや深刻な顔になって。
「皆にどんどん食べて欲しいから」
「どれ位あるんですか?」
「二百玉あるから」
 うどんの玉の数でというのだ。
「一人十玉以上あるからね」
「あっ、平気です」
 風がうどんを勢いよく食べつつ笑顔で話した。
「それ位あっても」
「普通になんだ」
「私達は食べられます」
「そうなんだ、それじゃあ」
「どんどん食べていいですね」
「是非ね」
「それ位あってもすぐになくなる」
 見れば浅倉が一番勢いよく食べている。
「気にするな」
「というかお前滅茶苦茶食うよな」
「食える時に食うことだ」
 浅倉は食べつつ城戸に答えた。
「さもないと後で後悔する」
「後悔するのかよ」
「食えなくなった時にな」
「ミュージシャンってそんな仕事かよ」
「そう思ってやっている」
 こう言いつつ食う浅倉だった、そして彼が言う通り実際に二百玉あったうどんはあっという間になくなった。由良が思ったことは杞憂だった。戦士達はうどんも食べつつそのうえで訓
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ