第三百七十七話 秘めた意志その十四
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「使ってるだよ」
「そうなんですね」
「つまり君達は強くなっているんだ」
このことは間違いないというのだ。
「俺達との訓練の中でな」
「そうですか、実際に」
「そしてこれからもな」
「強くなっていきますか」
「俺のファイナルベイントで一撃で倒れなかったモンスターはいないさ」
当然他の組織や種族の怪人達もだ。
「けれど君達は大丈夫だったな」
「かなりのダメージでしたけれど」
「しかし死ななかっただろ」
「はい」
「ダメージを受けても生きてるのと死んでるのとで全く違うだよ」
ベルデは友奈にこうも話した。
「だからな」
「私達は強くなった」
「そのことは事実さ、ただな」
ベルデは真面目な声でさらに話した。
「出来ればファイナルベイントはな」
「受けないことですか」
「喰らって死ななくてもな」
それでもというのだ。
「相当なダメージだからな」
「モンスターだと確実に一撃ですね」
「そんな攻撃受けるものじゃないんだよ」
それは絶対にというのだ。
「だからな」
「かわすことですね」
「ああ、最初からな。それかな」
「それか?」
「使わさせない、出させないことだよ」
そのファイナルベイントをというのだ。
「それが戦い方ってやつさ」
「最初からですか」
「ああ、敵に強力な武器があるならな」
「その武器をですね」
「使わさせないこともな」
そうしたこともというのだ。
「戦い方ってやつさ」
「使う前に倒すことですね」
「そうさ、そうしたことも考えていくとな」
「いいんですね」
「戦いは力や技だけじゃないんだよ」
「頭もですか」
「そうさ、頭も使うとな」
そうすればというのだ。
「さらに強くなるんだよ」
「そうですか」
「そこも考えていこうな、あと頭はな」
それの使い方はというのだ。
「自分の為にも使うんだよ」
「自分の戦闘にもですか」
「長く戦おうって思ったら無闇に力出したら駄目だろ」
「はい、そんなことをしたら」
それこそとだ、友奈もこのことはわかった。
「すぐに息切れします」
「長く戦えないよな」
「それで沢山の敵も倒せないです」
「そうだろ、だからな」
「自分の戦いにもですね」
「頭を使ってな」
その様にしてというのだ。
「やっていくといいんだよ」
「相手を見て自分も見て」
「両方見てな」
そのうえでというのだ。
「戦っていけばな」
「それで、ですね」
「もっと強くなるからな、そして一人じゃないんだよ」
「私達全員でですね」
「それはわかったみたいだな」
「勇者部の皆とライダーの人達」
「俺達全員で戦うってこともな」
このこともというのだ。
「頭に入れてな」
「考えていってですね」
「戦って
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