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悪人達がサキュバスに転生しましたが、容姿が見た事のあるキャラばかりでした
地球の神は失敗した

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わしは、地球という世界の神の1人じゃ。
最近人間達が増え過ぎたと、神々の間で問題になっておった。
会議した結果、減らすべし。
悪人なら殺しても良いじゃん?という事に。
運命を操り、飛行機に悪人達を集める。
勿論、パイロット達も悪人。
わしに抜かりなし!
飛行機が離陸した後、事故に見せかけて墜とした。
ほっほっほっ。
これで人間も減り、悪人も減る。
万々歳じゃ!
次は船にしてみるかのう。
おお、いかんいかん。
忘れるところだったわい。
悪人達の中で、とんでもない悪人達が紛れておった。
記憶を持ったまま転生させて、地獄の日々を味わってもらうか。
自分達がやった事を、自分達で体験するのじゃ!
反省させるのも神の仕事よ。

「なのに…わし、失敗してしもうた。」

違う世界に転生させてしまった。
わしの管轄でない故、もう何も手出しできん。
とほほ。
おまけに、人間達の創作した物語のキャラにしてしまった。
いや、それはいい。
本当に困ったのは…。
チート能力を与えてしまったこと!
その力で悪人達が、悪い事をしてしまったら…。
ああ、心配じゃ。
一体どうすればいいんじゃ!
万が一、他の神々に知られたら、わしの立場が危うい。

「………。」

なかった事にしよう。
わしは何も知らん。
こちらの世界の魂が不運にも、あちらの世界に流れた。
そうしよう。
すまぬ、異世界の神々よ。
悪人達の事は任せた!
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