暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第039話 7日目・2月06日『無限の剣製。そして…』
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
………少し時間を遡る。
志郎がアーチャーとしっかりと話を出来てお互いに和解ともいうべき仲になれた後の事であった。

「志郎。セイバーを呼んでもらっても構わないか…?」
「セイバーを? なにをするの、兄さん?」
「いや、なに。これから戦うであろう英雄王にもしかしたら私だけでは敵わないかもしれない。
しかしだからと言って不完全なセイバーだけでも倒せる相手でもないのだ」
「…不完全ってどういう事?」
「君ならすぐに分かると思うがセイバーにはもう一つ宝具がある。今は志郎の中にあるがな」
「あ…」

それで志郎もそれを察したのだろう。
セイバーを自身の部屋に呼び出した。

「シロ。呼びましたか? アーチャー…あなたがここにいるという事はシロとしっかりと絆を結べたのですね」
「ああ。君たちの後押しもあっての事だったがね。それに関して感謝の言葉を言っておく」
「いえ。この程度なら構いません。シロとアーチャーが仲直りできれば私も嬉しいです」

別に喧嘩をしていたわけでもないのだがね、とアーチャーが小声で言うが今は時間も惜しいということで早速志郎達は本題に入る。

「それでね、セイバー。大事な話があるの」
「はい。なんなりと」
「英雄王は並々ならぬ相手だ。それは十年前に戦ったセイバーなら分かる事だろう」
「…はい。悔しいですが彼の方が私より強いのはあきらかでしょうね」
「それでだが対策としてセイバーには完全に力を出し切れるようにある事をしようという考えになったのだ」
「ある事…?」
「うん。セイバーに鞘を返そうと思うの」

志郎がその事を告げた瞬間にセイバーは目を見開き、

「いけません、シロ。それでは貴女を守る術がなくなってしまいます。鞘の加護があるからこそシロには安心して後ろを任せられるというのに…」
「でも、この鞘はもともとセイバーが本来の所持者…。だからセイバーには受け取ってほしいの」
「しかし…」

それでもごねるセイバーの手に志郎は自身の手を合わせて、

「…大丈夫。確かにこの十年間私を守ってきた鞘だけど、もう一人立ちしなきゃいけないんだと思うの。それにセイバーには必ず必要となる…だから」

志郎の真剣な表情にセイバーも諦めたのだろう、「やれやれ」と言葉を零し、

「シロは意地っ張りですね。ですがわかりました。シロの事です。きっと私の事も考えてくれてるのでしょう」
「うん!」

それで三人は志郎が一番魔術が集中できる場所である土蔵へと足を運んだ。
その際、

「志郎…。イメージするんだ。そして感じるんだ。自身の中にある鞘の存在を。偽物ではなく本物の鞘を投影して形にするんだ」
「うん。わかったわ、兄さん。復元、開始(トレース・オン)…」

そして志郎は集中して己の中に
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ