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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第34話
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さすがは”理”に至った帝国最高の剣士――――――”光の剣匠”じゃの。お初にお目にかかる。”魔女の眷属(ヘクセンブリード)”が長、ローゼリア・ミルスティンじゃ。エマの祖母にしてセリーヌの創り手、ヴィータの師でもある。ロゼと呼んでもよいぞ。」
「なあっ!?”魔女の眷属(ヘクセンブリード)”の”長”…………しかもエマ君の祖母で、クロチルダさんの師匠!?」
「もしかしてロジーヌが言っていたトマス教官がオレ達に紹介したい人物というのは…………」
「ええ、彼女の事です。」
少女――――――”魔女の眷属(ヘクセンブリード)”の長にしてエマの祖母である”緋”のローゼリア・ミルスティンはアルゼイド子爵の鋭さに感心した後自己紹介をし、ローゼリアの事を知ったマキアスは驚き、目を丸くしたガイウスの言葉にトマスは頷いた。

「エマのおばあちゃんって…………幾ら何でも若すぎない!?」
「正直”祖母”ではなく”母”と言われても信じられない程若い――――――いや、幼い容姿だぞ。」
「ア、アハハ…………」
「言っておくけど見た目は幼くても、ロゼは数百年は生きているわよ。」
ローゼリアの容姿を見て驚いているアリサや困惑しているユーシスの言葉にエマが苦笑している中、セリーヌはジト目で答え
「数百年…………という事はまさか貴女は”獅子戦役”の生き証人なのですか!?」
「うむ。ちなみに当時のドライケルスとリアンヌが”騎神”を手に入れられるように導いたのも妾じゃ。」
「という事は貴女はドライケルス大帝達ともお知り合いだったのですか…………」
「しかもかの”槍の聖女”たるサンドロット卿まで”騎神”の”起動者”であったとはな…………」
「フム…………”星杯騎士団”の副長と”魔女”の長というそれぞれ異なる勢力のトップクラスの人物が揃って私達に何らかの”事情”を教えてくれるようだが…………貴女達は一体”何を”私達に教えてくれるんだい?」
ローゼリアが数百年生きている事を知ってある事実に気づいて信じられない表情をしているラウラの問いかけに答えたローゼリアの答えにアリサ達がそれぞれ血相を変えている中ミュラーとアルゼイド子爵は真剣な表情でローゼリアを見つめ、オリヴァルト皇子は真剣な表情でローゼリアとトマスに訊ねた。

「…………そなたらにこの場に集まってもらったのは他でもない。”魔女”と”教会”の協力関係とその背景について教えるためじゃ。」
「なるほど、そういうことか…………」
「フム…………だが、確か魔女は教会と対立してるんじゃなかったのかい?」
ローゼリアの答えを聞いたサラは表情を引き締め、アンゼリカは真剣な表情でエマに訊ねた。

「ふふっ、私達も別に女神を信じていないわけではありません。スタンスの違いはありますが、過去、何度も協力してきたそうです。」
「例
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