暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百七十七話 秘めた意志その二

[8]前話 [2]次話
「そうなっています」
「そうした決まりですか」
「実はかつて機動刑事という方がおられて。今は現役ではないですが」
「その人が、ですね」
「警視正だったので」
 それでというのだ。
「その人を慣習にしまして」
「警察所属の仮面ライダーの方は、ですか」
「警視正の階級になります」
「そうなっているんですか」
「そう定められました」
 こう美森に話すのだった。
「そして警察からのバックアップもです」
「あってですか」
「警察の情報収集、整理能力もありまして」
「ファイルもですか」
「完成されていて」
「私達も読めるんですね」
「左様です」
 そうだというのだ。
「この通り」
「そういうことがあったんですね」
「結局だ」
 手塚も美森に話した。
「俺達だけではな」
「敵のデータを集めることもですね」
「出来ないしな」
「多くの人の助けがあって」
「そうしてだ」
 それでというのだ。
「満足に戦える」
「そういうことですね」
「それは君達もだな」
「はい、私達も」
 友奈が手塚に答えた。
「やっぱり私達だけですと」
「戦えるにしてもだな」
「限られています」
「そうだな」
「物凄く沢山の人達が助けてくれますから」
「戦えているな」
「はい、今も」
 そうだというのだ。
「有り難いことに」
「戦う以外のことは気にしないでいいわ」
 先生も話した。
「そうしたことはね」
「先生が、ですか」
「させてもらうから」
 だからだというのだ。
「色々と手を回してもらうから」
「そう、ですか」
「ええ、私は貴女達に辛いことをさせたし」
 先生はこのことを友奈達に対しても言った。
「だからその罪滅ぼしにしても」
「それはないですよ」
 風は悲しい、辛い顔だったがそれでもだった。何とか優しい声を出してそのうえで先生に対して話した。
「先生だって辛かったですよね」
「それは」
「わかってます」
 今度は美森が先生に言った。
「先生は私達を戦わせる立場で」
「貴女達を苦しめて」
「先生が一番苦しかったです」
 これが美森そして勇者部の少女達の考えだった、美森は今それを言ったのだ。
「ですから」
「だからと言うの」
「はい、先生は私達に負い目は感じないで下さい」
「そうなの」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「そんなことを思わないで下さい」
「この娘達の言う通りだよ」
 城戸も先生にここで言った。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ