第三百七十六話 清廉な心その十四
[8]前話 [2]次話
「そしてモンスター達も」
「ええと、蜘蛛とか鮫とか蜻蛉とか」
園子はモンスター達の具体的な姿の話をした。
「色々いますね」
「そうだ、多くの種類がいてな」
「それぞれ動きや攻撃の仕方も違いますね」
「その通りだ」
園子には手塚が応えて話していた。
「そしてそのことをだ」
「これからですか」
「君達に話したい、そしてだ」
「そのうえで、ですか」
「君達にもな」
まさにというのだ。
「モンスター達のことを知ってもらいたい」
「スサノオのこともですね」
「両方な」
こう園子に話すのだった。
「知ってもらう」
「そうですか」
「そしてだ」
「それから、ですね」
園子は手塚にあらためて言った。
「私達は」
「色々とはじめよう」
「わかりました、じゃあ今から」
「ファイルを読んでくれ」
「そうさせてもらいます」
「何か急に動きだしましたね」
「そうね」
友奈と風が二人で話をした。
「スサノオが出て来てからね」
「本当にあっという間に」
「私達がスサノオに言われて一旦勇者部の活動に出ていたら」
「その間に」
「物事が動く時は一気に動くからな」
北岡が二人の少女に笑って話した。
「だからな」
「今みたいなこともですね」
「あるんですか」
「そうさ、じゃあな」
「私達もですね」
「モンスター達のファイルを読んで、ですね」
「連中のことを知ってくれよ」
それからと言ってだ、ライダー達はモンスター達のファイルを実際に出した。そしてそれを読んでもらうのだった。これがこの世界での戦士達の出会いと戦いのはじまりだった。
第三百七十六話 完
2019・5・15
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ