第三百七十六話 清廉な心その十二
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「勇者部部長です」
「私の妹なんです」
風がライダー達にこう説明した。
「この娘は」
「ああ、そういえば似ているところもあるね」
東條は風のその言葉に頷いた。
「よく見れば」
「はい、よく言われます」
「そうだよね」
「趣味は占いです」
樹は笑ってこうも話した。
「そちらも得意です」
「そうなんだ」
「はい、何かあったら占わせてもらいます」
「樹ちゃんの占いは当たります」
美森も言ってきた。
「本当に」
「そうか、ならだ」
ここで浅倉が言ってきた。
「俺はどうだ」
「あの、凄く強くて」
それでとだ、樹は浅倉を見てすぐにこう言った。
「戦いばかりの」
「そうしたか」
「人生を送っておられませんか」
「俺は職業はミュージシャンだがな」
「お仕事とは別に」
「仮面ライダーだからな」
それ故にというのだ。
「戦うことはな」
「されていてですか」
「戦いばかりというとな」
「その通りですか」
「そうだ」
樹に対して否定せずに答えた。
「実際にな」
「そうですか」
「それでだが」
さらに言う浅倉だった。
「俺はこれからもだ」
「戦われますか」
「そうしていく」
「わかりました、仮面ライダーはですね」
「俺はそうしたものと考えている」
こう言ってだ、そしてだった。
友奈はあらためてだった、ライダー達に紹介したのだった。
「それで、ですが」
「あと二人いるね」
佐野が応えた。
「そうだね」
「はい、この娘達の紹介もさせてもらいます」
「自分でするわ」
こう言って一人の少女が出て来た。
引き締まった身体つきの少女だ、凛とした顔立ちで茶色の髪を頭の左右で小さいツインテールにしていて耳の前の髪の毛は垂らしている。足はグレーのソックスで膝まで包んでいる。
「三好夏凛です」
「格闘担当になります」
美森が夏凛のことを話した。
「夏凛ちゃんは」
「そぷね、言うならね」
その通りだとだ、夏凛の方も認めた。
「私いつも身体を鍛えているから」
「ええ、だから今もこう言ったの」
「戦闘スタイルもね」
「そんな風だから」
「私は基本前に出て戦うわ」
「それが夏凛ちゃんの持ち味だよね」
最後の一人も言ってきた、その住幼女はというと。
穏やかな色彩の長い金髪を後ろで白いリボンでまとめている、ダークパープルの目は優しく表情全体がそうである。足は白いタイツで覆っている。穏やかな印象だが芯の強さも見受けられる。
「乃木園子です」
「これで全員になります」
風が言ってきた。
「そして私達がです」
「防人、勇者としてだね」
「今も戦っています」
こう城戸に話した。
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