第七十一部第四章 引き継ぎその二十
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「確かにしぶといけれどな、連合軍の船」
「沈みにくいのは事実にしても」
「やり過ぎだろ」
「そこまでしぶとくはないさ」
「沈む時は沈むさ」
現実として沈む艦艇もあった、連合軍の艦艇でも。
「あそkまでしぶといか」
「そんな筈ないっての」
「強く演出し過ぎだ」
「そこまで強いかよ」
「ねえねえ」
「連合の映画会社って無茶苦茶だろ」
その演出の仕方がというのだ。
「有り得ない有り得ない」
「ゲームも映画も何なんだよ」
「漫画でもそうだしな」
「連合軍最強っていうかな」
「正規軍だな」
「俺達より強いとかな」
「絶対にないだろ」
こうしたことも話した。
「連合軍は弱いっての」
「正規軍はな」
「訓練あまりしてないのに強い筈あるか」
「絶対にないさ」
こう話すのだった、そのうえで。
あらためてだ、パーティーについて話した。
「その連中とパーティーか」
「弱いだけで偉そうな、な」
「どうしたものだか」
「あんまりしたくないな」
「少なくとも話はな」
「話すことなんてないだろ」
「酒と食いものだけ楽しもうぜ」
結論はこれだった。
「そういうのはいいからな」
「連合はな」
「正規軍の連中はいけ好かないけれどな」
それでもだ、連合の酒や料理はというのだ。
「音楽もいいな」
「歌も楽しもうぜ」
「正規軍の連中なんか知るか」
「無視だ無視」
「いないと思ってやるか」
「俺達だけで楽しむか」
義勇軍だけでというのだ。
「特にな」
「それじゃあ別にいいか」
「あいつ等はいないってことでな」
「別にいいな」
「俺達だけで楽しくやろうぜ」
こうしたことを話すのだった、しかし。
彼等は今度はだ、こんな話をしたのだった。
「今回の作戦でボーナス入ったな」
「結構な額がな」
「それで何買う?」
「車か?ゲームか?」
「それともテレビか」
買うものの話だった。
「何買うか」
「給料いいからな、この軍隊」
「福利厚生もしっかりしてるからな」
「そこはサハラと違うな」
「全然な」
それこそというのだ。
「遊ぶ施設も充実しててな」
「そこはいいな」
「食いものも美味い」
「酒もやすい」
しかも美味いときている。
「生きるにはいいな」
「下士官にもなりやすいしな」
このことはサハラ各国と比べてだ、サハラでは兵士は徴兵である場合が多くそこから下士官になる者は少ない。
しかしだ、連合ではだ。
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