第三百七十四話 アマゾン入りその十三
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「氷川さん水中戦も普通にしておられますね」
「そのことだね」
「やっぱりそうした訓練も」
「しているよ」
実際にという返事だった。
「普段からね」
「やっぱりそうですね」
「変身して」
つまりG3Xを装着してというのだ。
「そしてね」
「そうしてですね」
「訓練をしているから」
「水中戦もですね」
「出来るよ、そうした時の武器もあるしね」
「あれだけ重いのによく動けますね」
ロスヴァイセはこのことを素直に驚いていた。
「沈まなくて」
「そうした設計だからね」
「水中でも戦える様な」
「ちゃんと浮く様にもなっているんだ」
「そうですか」
「だから安心してね」
水中戦でもというのだ。
「僕達は戦えるから」
「それじゃあ」
「若し氷川さん達が沈んだら」
どうかとだ、千百合も言う。
「大変ですね」
「それだけで貴重な戦力がなくなるから」
恵那も言う。
「そうなってもらっては困ります」
「そうだ、ライダーの人達が主力だ」
ディルクも認めることだった。
「絶対に欠けないでくれ」
「こいつがこう言うなんて凄いグル」
グルはこのことに驚いていた。
「外道なのにグル」
「おい、天霧と同じこと言うな」
「仲がいいから言うグル」
「というか魂同じだな」
「それは言わない約束グル」
「少なくともライダーの人達がいないとです」
白夜も言うことだった。
「それだけで戦力が不安になるので」
「それでだね」
「氷川さんも水中戦が出来たら」
それならというのだ。
「有り難いです」
「だからこのことはね」
「安心していいですね」
「戦うことは出来るからね」
水の中でもというのだ。
「本当にね」
「それでは」
「そしてこのアマゾンでもだ」
バッハも言ってきた。
「我々のムジークは奏でられる」
「そのことは大きいです」
「実際に」
華凛と華恋も言う。
「音楽は何処でもある」
「ムジークもです」
「それが本当に有り難いです」
「音楽があるとないとで違います」
「力が出ますから」
「そうか、ならばだ」
ベートーベンは姉妹の話を聞いてさらに言った。
「このアマゾンでも俺のムジークを響かせよう」
「ただしね」
今度はチャーミーがお菓子を食べつつ話した。
「ベートーベンさん際限がないから」
「際限か」
「止めても無茶苦茶するからね」
「止めてもってところがミソだな」
「そうだよな」
マグナとゴードンも言う。
「止まらないからな」
「人の話を全然聞かないでな」
「人の話なぞ聞いて何になる」
腕を組んでだ、当人は言い切った。
「俺のムジークにとって」
「だから人のお話を聞きませんと」
詠も困った顔で言う。
「迷惑
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