第三百七十四話 アマゾン入りその十二
[8]前話 [2]次話
「最悪の場合」
「そうか、じゃあ食べないな」
「刀華ちゃんが言うしな」
「俺達も食べないぞ」
「そうするぞ」
「しかし暑いから」
今度は谷崎が言った。
「ふと泳ぎたくもなるけれど」
「気持ちはわかりますが危ないですよ」
すぐにだ、谷崎にクレアが言った。
「アマゾンですから」
「ああ、虫に刺されてとかね」
「素肌ですと、それに水の中も」
「ピラニアとかデンキウナギとかいてね」
「他にも血を吸う魚もいて鰐もアナコンダもいます」
だからだというのだ。
「水泳も大事な訓練ですが」
「アマゾンではだね」
「泳がないで下さい」
絶対にと言うのだった。
「くれぐれも」
「そうだよね、僕も泳がないよ」
「プールはありますので」
泳ぐ為の場所はあるというのだ。
「そちらで」
「それじゃあね」
「ではです」
ここでクローディアが言ってきた。
「皆さんそちらで泳ぎましょう」
「はい、ただ」
ここでわかばがクローディアに言った。
「水着の用意が」
「持って来ていないですか」
「私もそうですし他の子も」
「水着ならありますので」
クレアはわかばにすぐに述べた。
「ご安心を」
「そうですか」
「泳がれたいなら遠慮はいらないですから」
「それじゃあ」
「水泳ねえ」
ここで言ったのはエルナだった。
「そういえば最近していないわね」
「私達の学校は文系ですしね」
そのエルナにおとねが言う。
「ですから」
「スポーツ自体はね」
「スポーツみたいなことをしていても」
「あまり縁がないわよね」
「そうですね」
「けれどアマゾンとなると」
なのはは一同に話した。
「実際にね」
「そうよね、川の場所だから」
フェイトもなのはに応えて言う。
「泳ぐこともね」
「考えられるから」
「そちらの訓練もしておくべきね」
「いざという時に」
「アンノウン達との水中戦も考えられます」
斑鳩もこの話をした。
「そう考えますと」
「どうしても」
「じゃあプールにも行こう」
夏目も仲間達に提案した。
「そうしよう」
「そうだな、それがいい」
恭助は夏目のその提案に頷いた。
「ここはな」
「そうするか」
「そうだね、僕もね」
氷川も言ってきた。
「水中戦の経験も多いし」
「あの、G3Xって重いですが」
大兎が氷川に尋ねた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ