第三百七十四話 アマゾン入りその七
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「魂の方は一五〇位だからやっぱり見上げるね」
「そうそう、私もっと小さいし」
杏も自分自身のことも含めて言う。
「やっぱり見上げるわよね」
「背が高いと」
どうしてもとだ、言ったのは一子だった。
「それが体格だからね」
「生きることは事実だ」
ガブリエラも言う。
「戦闘にな」
「まあそれ抜きでもライダーの人達強いけれどな」
「全くだりゅい」
ビミィは護堂の言葉に頷いた。
「実戦経験が違うりゅいからな」
「へっ、俺ですら認めるんだ」
強気な一方通行ですらだった。
「それだったらな」
「まさにですよね」
「ああ、どれだけ強いかだよ」
一方通行は元士郎にも答えた。
「実際にな」
「そういうことですね」
「だから今度の戦いもだ」
月光もライダー達には素直である。
「ライダーの人達が軸になる」
「そうじゃないと」
とてもとだ、言ったのはシェスタだった。
「戦いにならないですしね」
「はい、私達の戦いは」
アンリエッタはシェスタのその言葉に頷いた。
「敵も敵ですし」
「アンノウンにしても他の組織や種族にしても」
「ライダーの人達が一番よく知っておられるので」
それ故にというのだ。
「やはり軸はライダーの方々です」
「若しライダーの人達がいなかったら」
「俺達もどうしようもないよな」
啓作と栄太も思うことだった。
「一体どうして戦っていたか」
「俺達の世界でもな」
「流石に俺もだ」
ケッセもいつものフッハ!はライダー達には使わない、もっと言えば使える筈もないことであるのだ。
「ライダーの人達には何も言えない」
「若しこの方々がおられないと」
シフォンも言うことだ。
「どうなっていたか」
「全くです」
ティシーはシフォンと同じ考えだった。
「私達の最初の戦いの時で」
「途方に暮れていましたね」
「全くです」
「そこでどの世界でも出会えて来てくれて」
明久も言う。
「助けてもらってるんですよね、僕達」
「いや、助けてもらってるのは俺達だよ」
津上はその明久に返した。
「むしろね」
「そうですか?」
「うん、君達と一緒にいて」
それでというのだ。
「どれだけ助けてもらってるか」
「だったらいいですけれど」
「どの世界でもね」
「どう考えても」
立花響が言う。
「私達の方が」
「助けてもらっているが」
「それがライダーの人達からすれば」
「むしろなのだな」
翼も言うことだった。
「そうなるのだな」
「そうみたいですね」
「誰か一人がいないと」
そうなってしまえばとだ、津上は翼達にも話した。
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