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うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
幼少編
うちはオビト逆行物語『写輪眼』
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「アレは、写輪眼…!?」
「オビト、ついに開眼したんですねっ!」
「…そうだね。いつの間にか、開眼していたようだ。」
カカシとリンの声に反応したミナトが手を顎に持っていき感心したように目を細めた。彼が元々うちはの落ちこぼれと言われていたのは、13という年齢であるにもかかわらずうちは家特有の瞳術『写輪眼』を開眼できていなかったからであった。
それを彼はつい最近…いや、もしくはずっと前から開眼していたのかもしれない。写輪眼が開眼していない以外は優秀(メンタル面には難があるが…)で、本当に、彼の精神面にしか気をつかっていなかった。
知らない内に強くなっちゃって、ミナトは内心喜んだと共に、なにか引っかかるものを感じた。
…本当に、いつの間に、開眼したのだろうか。

オビトside

「しゃ、写輪眼??」
「…お前、本当に知らないんだな。」
はぁ、とため息を思わず吐くも、ガイの頭はこんがらがっている様だ。全く、頭が使えないのか記憶力が無いのか…両方か。
「ほら、構えろよ。次はこっちから行くぞ。」
挑発的に笑えば、ガイは困惑した表情から段々と真剣な顔そのものになった。戦いに関してコイツの才能はあのジジィも認めたくらいだ。写輪眼があるとはいえ、気は抜けないし力も入れ過ぎては行けない。
両方の睨み合い、先に動いた俺はそのままガイの懐へと蹴りを入れる。写輪眼のお陰で先程まで俊敏に見えていたガイの動きはゆっくりに見える。
「グッ…!?」
「…木の葉旋風、つったか。」
仕返しだ。と呟き上段蹴りと下段蹴りの合わせ技をガイに向かいかます。ガイは同じく宙に舞い、そのまま床に落ち、審判がガイが気絶したことを確認し、定位置に戻り腕を上げた。
「勝負ありっ、勝者うちはオビト!」
「…っし!!」
思わず出たガッツポーズをして、ガイの元へ向かう。審判に丁度起こされていたガイに呼び掛ければ、彼は頭を押さえ少し意識がハッキリしないのかぼんやりとしていた。
「ガイ、お疲れ。ありがとな。」
いい戦いだったぜ。なんて自分で自惚れも含めつつガイに言えばハッとしたようにこちらを見て嬉しそうな顔をしたと思ったら、立ち上がり俺の手を握った。
「お前凄いな!俺と同じ木の葉旋風を使えるなんて!目の充血は大丈夫か!?」
「…お、おう。お前じゃなくてオビトな。」
そうか、オビトか!オビト!!と嬉しそうに手を掴み激しく振ってくるガイを宥めながら、厄介な事をしたかもしれないと内心冷や汗をかいた。
「オビト!1回戦突破おめでとう!」
「おう!サンキュ!」
観戦席に戻るとリンがあたたかい笑顔で迎えてくれた。カッコよかった、なんて言ってくれると期待していたがやはり無いか…。
「開眼したんだね、写輪眼!オビトならできると思ってたよ!!」
「う、うん…?ありがと。」

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