暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
第211話「吠えよ叛逆の力」
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てくる。……正直、さっきの力を出せって言われても無理だと思っちゃうね。……でも、“意志”さえあれば、打倒できると分かった。それだけでも、大きな収穫だよ」

「“倒せない”と思っていたのを、“倒せた”から……?」

「その通り。そういった“意識の変化”も、多分ここでは影響すると思う」

 攻撃しても倒れる気配がなかった。
 “倒せない”と言う思いが根付き、そのために余計に苦戦していたのだ。
 それが、神夜の行動によって払拭された。
 突破口が開かれたのだ。

「こんな遠回りな言い方をしたけど……行動方針としては、見敵必殺。妨害を受けるなら、妨害してきた神を倒して進む。これに限るよ」

「なっ……!?」

「元々どう行動しても同じなんだよ。だったら、せめて最短で目的まで辿り着かないとね。どの道、窮地はまだ脱してないのだから」

 驚くアルフを他所に、アリシアは“それで構わない?”と目配せする。
 神夜は即座に頷き、フェイトも覚悟を決めて頷いた。
 アルフも少し遅れながらもフェイトが覚悟を決めたため、追従するように頷いた。

「じゃ、これで作戦決行!この霊術は本当に無意味に近いから、一直線に行くよ!」

「目標はユーリ。援護に入って撃破。後に霊術で洗脳解除」

「立ち塞がる神は倒す」

「つまりゴリ押しって事だね」

 会話中にコンディションは回復した。
 すぐにでも全力を再び出せる。
 視界にユーリとサーラを収め、一歩を踏み出した。

「行くよ!!」

 アリシアの合図と共に、四人は一気に駆け出した。
















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