暁 〜小説投稿サイト〜
テレビ世代
第二章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
欲しいな」
「前優勝したの三十九年よね」
「まだテレビは白黒だったな」
 雄馬はその頃のことを思い出した、基準はテレビだった。
「阪神のユニフォームの色なんてな」
「わからなかったわよね」
「ああ、そんなの全然な」
 それこそとだ、妻に返した。
「白黒だったからな」
「今も対して変わらないけれどね」
「ビジターだから違うけれどな」
 甲子園球場の試合だからだ、画面では小林繁が人類普遍の敵巨人の打線を完璧に抑えている。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ