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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
最終話「ゲームクリア」
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日本武道館?古武道演武会?あのねえ、レディをつれてくところかしら」
「い、いや他流の型を見るのはとてもいい稽古に」
「デートでしょ、稽古じゃなくて」
「あ、うん」
「じゃあ、こうしよその雨宮っていうのを下の名前で呼び捨てで呼べたら付き合ってあげるでもそのあとわたしの行きたいところにも付き合ってよ」
「わかったよ、その、ひ、ひかり」
「ようし、じゃあいきましょ謙也くん?」
「な、なあひかり?お前の行きたいところって?」
「量子力学の権威が日本に初来日なのこの講演は見逃せないわ」
「そ、それって」
「なにか?」ひかりの笑顔がこわい。
「わ、わかった。付き合うよ」
「ちゃんと聞いててよ?あとで意見交換したいから」
「へ、へーい」
 その日の空は雨上がりで虹がかかっていた。ひこうき雲が夏の積乱雲にすうっと消えていった。僕たちの剣の閃光は夏の空に2つの違う軌道を描いていた。     完
                                      
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