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灼熱のレゲエ
第二章
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「それでは」
「ではこれからです」
「市役所で、ですね」
「市長のお話を聞いて下さい、私も同行します」
 こう話してだった、そのうえで。 
 マルタはインファンテと共にキングストンの市役所に入った、そうして市長の話を聞いてからだった。
 マルタは市役所の喫茶店でインファンテと共にアイスティーを飲みつつそのうえで小人の役人に対して言った。
「キングストンの西の火山のことは気になっていましたが」
「まさかですね」
「中にモンスターがいて活動しているせいとは」
「思われなかったですね」
「そこまでは」
「火山の異変を軍が調べてくれたのですが」
 十星連合の軍隊がというのだ。
「その時にです」
「わかったのですね」
「火山の噴火口で龍に似た巨大な炎のモンスターがいまして」
「炎の、ですか」
「龍の一種の様ですが獅子の様な鬣を持ちそうしてカマスの様な険しい顔をした」
「そうしたモンスターがですか」
「火山の噴火口の中で出ようとしているとか」
 こうマルタそしてインファンテに話した。
「それで、です」
「火山の活動が活発化していて」
「このまま放っておくと火山の活動が続きますし」
「そのモンスターが何時火山が出て来るかわからんな」
 インファンテもアイスティーを飲みつつ言った。
「そして凶暴なモンスターやったら」
「このキングストンそしてジャマイカ全体が脅かされかねないので」
「何とかやな」
「して欲しいと思いまして」
 それでとだ、役人は二人に言った。彼の前にもアイスティーがある。
「お二方にです」
「モンスターをですね」
「退治するか」
 若しくはというのだ。
「大人しくするか」
「どちらかをですね」
「して欲しいのですが」
「わかりました」
 マルタが役人に答えた。
「それでは」
「はい、火山の方にですね」
「今から行ってきます」
「そしてや」
 インファンテも言ってきた。
「火山の方のモンスターはそいつだけか」
「どうも最近様子が変わりまして」
 役人はインファンテの問いにも答えた。
「噴火口の方に牙カミソリやファイアーエレメント、火狐等のモンスターが出ています」
「炎属性のモンスターが多いですね」
 後の二種類のモンスターの名前を聞いてだ、マルタは言った。
「それに牙カミソリは凶暴ですし」
「調査した軍も空船から見ていなければ」
「大変なことになっていましたね」
「その様です、ですからお二方も」
「気をつけてですね」
「お願い出来ますか」
「はい」
 それならとだ、マルタは役人の言葉に頷いた。そうしてだった。
 マルタはインファンテと共に火山に向かった、火山に入るとすぐに炎属性のモンスターが次々に出て来た、そして四本の足も胴も小さいが首は長く
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