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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
外伝〜アルスター襲撃〜 前篇
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1月15日、同日PM10:20―――


アリサ達がグランセル城に宿泊する事になったその日の夜、エレボニア帝国の辺境にある町―――”アルスター”の裏手にある盆地―――”オスギリアス盆地”に潜んでいた全体的に黒い甲冑やヘルメットを纏った謎の武装集団が動きだし、武装集団は次々と町に火を放ち、それらによってアルスターは炎に包まれた!


〜エレボニア帝国領・ラマール州・”辺境の町”アルスター〜

「ティーリア、早く!」
「う、うん…………!」
町中が炎に包まれた事で住民たちが逃げ回っている中、内戦中の”とある出来事”でリィン達に加えてアルティナとも知り合い、また1年半前にエステル達と”とある事件”で知り合って助けられた事もある兄妹―――カイとティーリアも慌てた様子で屋根の部分についた火によって炎に包まれ始めた自分達の借家から出てきた。
「そんな…………私達の借家だけじゃなく、町全体が…………一体何が起こっているの…………?」
「わからないけど、とにかく今は非難して町のみんなと合流する事が最優先だ…………!町長達から教えてもらった”何か”あった時の避難場所に急ぐよ!」
信じられない表情で炎に包まれている町を見回しているティーリアの言葉に答えたカイはティーリアの手を引いてその場から避難しようとしたその時

「2名発見、これより殲滅を開始する。」
「グルルル…………」
謎の武装集団の一員である武装した男が二人と軍用犬が二人の前に立ちふさがった!
「…………ッ!?」
「その姿…………まさか”猟兵”!?という事はこの火事は貴方達によるものですか…………!どうして、”猟兵”が2度も辺境であるこの町を襲うんですか…………!?」
男達の登場にティーリアは息を呑み、男達の格好を見て男達が猟兵である事に気づいたカイは真剣な表情で男達に問いかけた。
「貴様らのようなガキ共相手に語る必要はない。」
「”今夜をもってアルスターは滅びなければならない。”自分達の不運さを女神に呪いながら、あの世に行くといい、アルスターの民達よ。」
カイの問いかけに答えた男達がカイ達に銃口を向けたその時!

「エイドスが今の言葉を聞けば、間違いなく怒ってアンタ達に”天罰”を降すでしょうね。ま、結果的とはいえ、あたし達がエイドスに代わってアンタ達に”天罰”を降す事になりそうだけど。」
「何…………っ!?」
「え…………」
「まずは連中を牽制して、テトリ!」
「はい!森よ、我が矢に邪を退ける力を―――大地の制圧射撃!!」
突如娘の声が聞こえ、声を聞いた男達が驚いて周囲を見回し、声に聞き覚えがあるティーリアが呆けた声を出すと、娘の声が再び聞こえた後カイ達の背後から飛んできた無数の矢が男達に襲い掛かった!
「うお…………っ!?」
「く…………
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