『ルイズが召喚したのが、ニョロモだったら?』
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出し来てシエスタの前に勇敢に立った。
それは、ニョロゾへと進化したルイズのニョロモだった。カエルと言っても、ルイズが知っているカエルとはほど遠いフォルムだった。
そして決闘沙汰になると、新たに生えた両腕でギーシュのワルキューレを倒し、ギーシュを降参させた。
ニョロゾは、様子を見ていたルイズではなく、祈るように手を組んでいたシエスタの方へ駆け寄って行った。シエスタは、わんわん泣き、ニョロゾが慰めていた。
ルイズは、それが不満だったが、後ろからキュルケにポンッと頭を叩かれ。
あんたが、ちゃんと接しないからよ。っと言われ、がっくりしたのだった。
この一件で、学院の平民達から称えられたニョロゾに、コック長のマルトーが、これが似合いそうだなっと言って、水滴の形をした石をニョロゾにプレゼントした。
その瞬間、ニョロゾが光り輝き、ニョロボンへと進化を遂げた。
確かに言われればカエルだが、二本足で仁王立ちし、たくましい腕を持つ姿は、ルイズが嫌悪していたカエルとは違う。
なので、ルイズは、ニョロボンに接近したが、ニョロボンがそれに気づくと、シエスタの方へ行ってしまった。それに怒ってムチを出すと、ペシンッ!と手でたたき落とされた。
キーキー怒るルイズに、キュルケがやってきて襟首を掴んで引っ張って行き、あんたの自業自得よっと説教したのだった。
使い魔に見放されたメイジ。っというレッテルを張られ、せっかく進級できたのに、ルイズは、肩身が狭い思いを味わうこととなったのだった。
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