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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百二十話
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のものだが」

「ISにも使っている特殊な炭素素材を砂状にして人工皮膜で覆ってる。
ただ、この素材はオーパーツだから絶対世界には公開しないけどな。
こないだの地雷撤去に使ったISの構成素材だし」

「そんな事をあまりペラペラはなさないでくれ…」

「なぁに怪異と同じさ」

ああ、そういえば……。

「おいエロ奴隷」

「なんだご主人様」

「お前ISの実験付き合う気ある?」

「えぇ…………」

「IScoreTypeOBSESSIONっていうのがあってだな。
量子生命体を封じ込めて動かすISコアを研究中なんだ」

「うーむ………それはCPUに怪異をつかうという事か?」

「まぁ、簡単に言ってしまえばそうなる。
全てのISコアには俺達の魂のコピー、ソウルアーキタイプが入っている。
その代わりにお前のレイニーデヴィルを封印したい」

「面白そうだが、それは無理ではないか? レイニーデヴィルはただの暴力装置だ。
それにISの力を与えるのは危険だと私は思う」

「そか………ならやめとくか」

確かに短慮だった。

レイニーデヴィルは謂わば不幸の魔法のランプ。

危険だ。

「うーん……制御さえできればなぁ……」

奏は使いこなしてるようだし、知性があれば扱えるっぽいんだよなぁ。

ああ、そうだ。

こんど忍野忍に渡そう。

羽川翼は…………悩むな。

渡すとしたらデュアルコアか。

障り猫と苛虎。

「ま、いっか」

忍野忍用は奏の予備を渡せばいいし、羽川翼についてはこんど考えよう。










家に帰って冷房の効いたリビングで箒と一緒に完全獣化してじゃれていると、スマホが鳴った。

ヴィジホン(テレビ電話)だった。

表示されてる名前は知り合いの物。

箒の前足に立て掛けて肉球でドラッグ。

『もしもし一夏?』

メガネをかけた眠たげで幼げで、守ってあげたくなるような子。

更識簪だ。

「にゃぁーぉ」

『………………………一夏?』

掛けてきた本人が首をかしげながら問う。

「みゃぁー」

『なんで猫になってるのかわかんないけど……。取り敢えず本題に入っていい?』

「みゃーん」

『それは了解なの? 了解って事で話進めるよ?』

「にゃぅにゃぅ」

『一夏達ももうすぐ夏休みでしょ? 家に来ない?』

家? 簪の? つまり更識?

「にゃぅー?」

『えっと…理由、だよね?』

どうやら首を傾げるジェスチャーは伝わったらしい。

『お父さんがヴィッサリオンさんと呑みたいって。
あ……あと……私が一夏達に会いたいから…』

可愛いすぎだ
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