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見えない誘拐犯
第四章
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「さて、どんな奴かはね」
「これからやな」
「調べていきましょう、まずはね」
「デモインの獣使いをやな」
「登録されている限りで調べていきましょう」
 次の捜査はこちらだった、ミッチェルは今度はだった。
 そうした者達を調べていった、だが街に登録されている獣使い達で怪しい者はいなかった、だがここでだった。
 ミッチェルは街を歩きつつ共にいるオニールそしてサントリーニ巡査部長に言った。
「街に潜伏しているマフィアなりテロリストなり」
「そうした連中かいな」
「今回の事件の犯人は」
「そうした存在でなくてもあまり変わらないね」
 人としての質はというのだ。
「そうした連中よ」
「この街のマフィアといえば」
 警官としてだ、巡査部長は答えた。
「ヨネスケーノファミリーですね」
「その連中なのね」
「マフィアの中でも特に悪質で卑しい部類の一家で」
「悪事もなのね」
「どんな悪事もしてです」
 そうしてというのだ。
「汚く儲ける」
「そうした連中なのね」
「金儲けに手段を選びません」
 巡査部長は険しい顔で述べた。
「そうした連中です、狸人の一家で」
「種族的にはそちらね」
「はい、とかくです」
「マフィアの中でも悪質な」
「そんな連中です」
「その一家に獣使いがいるかどうかはわからないけれど」
 それでもとだ、ミッチェルは述べた。
「一家である可能性はね」
「ありますか」
「金儲けに手段を選ばないのなら」
 そうした連中ならというのだ。
「子供を攫うこともね」
「そして子供達を売ることも」
「してもね」
「おかしくないですか」
「だからね」
 それでと言うのだった。
「ここはね」
「ヨネスケーノファミリーをですか」
「調べましょう」
「わかりました」
 こうしてだった、ミッチェルはオニールそして巡査部長と共にヨネスケーノファミリーについても調べはじめた、すると狸人の柄の悪い者達が裏通りを歩いている三人を囲んできた、そうして葉巻を咥えボルサリーノとスーツの男が悪人達から出てきて三人に言ってきた。
「俺達のことを嗅ぎ回ってるな」
「それが悪いのかしら」
 ミッチェルは男に悪びれない顔で答えた。
「一体」
「認めたな」
「そっちから出て来たのなら都合がいいわ」
 ミッチェルは落ち着いてさえいた、そのうえでさらに言うのだった。
「聞きたいことがあるのだけれど」
「こっちにないと言えばどうするんだ?」
「マフィアには実力行使よ」
 やはり平然として言う。
「それだけよ」
「言ってくれるものだな」
「何度でも言ってあげるわよ」
「話ははええ、俺達のことを嗅ぎ回るならな」
「痛い目にっていうのね」
「思い知らせてやるぜ、お巡りがいてもな」 
 巡査部長
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