暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百十九話
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
六月十四日の七時頃。

夕食を食べていると、珍しい相手から電話がかかってきた。

『もしもし一夏君?』

「暦さん? どったの?」

『忍を知らないか?』

忍? 忍野忍?

いないの? え? キャットもう始まってんの?

「居なくなったの?」

『ああ。学習塾跡に居なかった』

そうか…じゃぁもう障り猫は解き放たれてる訳か。

「それで? なんで旧キスショットを探してるの?」

『っ…それは……』

「はいはい。暦さんの彼女さんが猫になったんでしょ?」

『なぜそれを!?』

「GWに貴方を忍野のところまで連れてったのはだーれだ?」

『………そうだったね』

「つーわけで? どうやって暦さんがあの猫を退治しようとしたかとか現状とかはある程度知ってる訳だけども。
それで俺にどうしてほしいのかにゃー?」

『忍を探すのを手伝って欲しい』

「いいよ。協力しよう。他でもない暦さんの頼みだからね」

『ありがとう』

一つ気になっていた事がある。

「ねえ、暦さん。俺に協力要請する前に誰かに要請した?」

『取り敢えず、知り合いには一通り』

「誰に要請したか全員挙げて」

『千石、神原、八九寺には協力してもらってる。育と戦場ヶ原は羽川から文化祭を任されたからって言ってた』

「OKOK」

八九寺とは会っているなら問題ない。

まぁ、迷い牛の件は以前ざっくりと聞いていた(どうやら直木ではなく追ってきた育さんと羽川翼と解決したらしい)から心配してなかったが。

「んー。じゃぁ何処を探しに行ったかも教えて欲しい。捜索範囲が被ると面倒だから」

まぁ建前だ。

『えっと……八九寺が昨日忍をミスド辺りで見かけたって言ってたからそこに行ってから、あとは学習塾跡から円を描くように』

「うん。わかった。もういいよ」

メティス・サイト、アクティブ。

情報体へアクセス。

<血>を遡る。

奏の情報体にアクセス。

そこから伸びる三本の情報の道。

俺と、トロピカレクスと、キスショットだ。

キスショットの情報へアクセス。

ここから伸びるのは二本。

暦さんと死屍累生死郎。

暦さんの情報体にアクセス。

そこから伸びるのは両親。

そしてもう一つ。

羽川翼だ。

羽川翼の情報体へアクセス。

位置情報取得。

この間二秒。

「暦さん」

『他に必要な情報はあるかい?』

「んー。特に無いけど、取り敢えずさ」

『うん』

「後ろ向いてみ?」

『ん?』

『にゃおん』

「じゃ、頑張ってね」

通話終了のアイコンをタップ。

「こー君がど
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ