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ドリトル先生と姫路城のお姫様
第三幕その十

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「クッキーにしても評判がいいから」
「他のものもね」
「紅茶にもよく合うし」
「こういったものは評判いいのよね」
「イギリスの食べものでも」
「そうだね、日本でもね」
 先生が今いる国でもというのです。
「評判がいいしね」
「この学園でもティーセット人気あるよ」
「喫茶店でも人気メニューの一つだよ」
「この学園にはティーセットある喫茶店もあるけれど」
「そっちも評判いいよね」
「僕も行くし」
 先生はここで楽しむことが多いですがそちらのお店に行ってそのうえで楽しむこともあるのです。尚セットのメニューは日替わりです。
「あそこのお店のセットは美味しいね」
「むしろイギリスで飲んで食べるより美味しいかも」
「日本はお水がいいしね」
「それにお菓子も美味しいから」
「むしろ日本よりもね」
「そうかも知れないね」
 論文を書きつつ言う先生でした、そして。
 お家に帰ると王子もお邪魔していました、そうしてお肉を出して言いました。
「今日はこれですき焼きとかどうかな」
「もう今日のお料理は決めてるよ」
 トミーが王子に答えました。
「肉じゃがだよ」
「あれっ、決まってたんだ」
「うん、だからね」
 それdでというのです。
「今日はね、悪いけれど」
「すき焼きじゃないんだ」
「折角お肉持ってきてくれたけれどね」
「お野菜も全部持って来たけれどね」
「お豆腐とかもかな」
「糸蒟蒻もね」
 この食材もというのです。
「そうしたけれど」
「そうだったんだ、じゃあ明日にね」
「明日だね」
「作らせてもらうよ」
 そうするというのです。
「だからね」
「今日はだね」
「肉じゃが作るよ」
「じゃあね」
「すき焼きは明日ということでね」
「じゃあ明日また来るよ」
 王子はトミーににこりと笑って答えました。
「そうさせてもらうよ」
「明日だね」
「そう、明日ね」
「それでだね」
「一緒にすき焼き食べようね」
「そうしようね」
「すき焼きだね、やっぱりいいよね」
 先生は明日すき焼きと聞いてにこりと笑いました。
「和食の中で一番好きかもね」
「特に冬はだね」
「うん、この季節はね」
 何といってもというのです。
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