暁 〜小説投稿サイト〜
女神と星座の導きによりて
星40 真名戦後編
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 「さて、では行きますよ!”元”魚座の黄金聖闘士真名。行きます!」

 その言葉がきっかけになり、私は戦闘を開始しました。
 私はまずアイオリアに狙いを定め、ちょっと速さを上げて懐に入り込みます。
 膝を抱えるようにしながら回転し、大きな円を描くようにして足首を伸ばして、後ろ回し蹴りをお見舞いしました。

 「ぐっ!」

 それによりアイオリアの頭に衝撃が走った様で、意識が飛びかけたみたいですが、被っていた兜によって守られ直ぐに体勢を正し、こちらの間合いからバックステップで離れました。
 離れた時に膝をついてフラついていますが、気合いで乗り切っている様です。
 
 「次!」

 次に近くに居たカミュの正面からやや斜め横辺りの位置に移動。
 素早く構えた状態から、外側の足に体重を乗せて上半身をやや傾け、カミュの奥足が、私の股の正面に来るような位置取りをします。
 その位置から振りかぶって拳を思いっきり叩き込みました。
 
 「かはっ!?」

 「カミュ!」

 「よそ見をしている場合ではありませんよ?ミロ」

 吹っ飛ばされたカミュを見たミロに忠告して、一気に間合いに踏み込んで拳を放ちます。

 「くっ!」

 が、間一髪といった風にミロにかわされました。
 しかし、一瞬だけ動きが止まったのを見逃しません。
 すかさず奥足を前に出して身体を固定、ミロの前に出つつ腹部に連続攻撃を繰り出して、最後の一発は勢いをつけ両手を突き出し、小宇宙を爆発させて吹き飛ばしました。
 
 「うあああああああっ!」

 「くそっ、真名!止めろ!」

 吹き飛ばされたミロを背後にシュラが私に制止するように訴えかけてきます。

 「…たい………アロ…ズ…」

 「……真名?」

 じっとシュラを見つめながら呟きます。けれど、聞こえていなかったみたいですが、仕方ないです。
 一瞬ある解決策を思い出したのですが、直に霞みが掛かって消えてしまいました。
 とにかく認識できる、今一番伝えたい事を叫ぶ事にします。

 「私の意識が出ている今ならチャンスなんです!実際こうして傷つけている事が楽なんですよ!こんな事、したくもないのに!!」

 「真名……」

 「お願いします、シュラ。どうか」


 わたしをころ――――



 「それは断るよ。真名」



 「!!」

 それはもう聞く事はないと思っていた声でした。
 何故…彼が此処に……。

 「…………アイオロス」
 
 思わず、双魚宮の出入口を凝視してしまいました。
 そこには沙織の傍に居るハズのアイオロスが居て……。
 
 「なぜ……此処に?」

 驚きのあまり戦闘衝動も今は落ち着いています。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ