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ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 照らし出す光2
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「これで修羅場終了!!」

キーボードを叩き終え、椅子に全身を預ける。パソコンから伸びるケーブルの先には再調整を行ったガシャットと新造したガシャットが1つずつ繋がっている。ミッテルト用に調整したマイティ仕様のギリギリチャンバラと、まだ外側だけのガシャットギアデュアルγだ。

「あとは、ゲーマドライバーか。そっちの方は今度でも良いだろう。オレのドライバーを渡しておけば問題ない」

オレのゲーマドライバーをガシャットの横に置いて椅子から立ち上がり体を伸ばす。肉体的な疲労はともかく、精神的な疲労が限界に近づいている。少しの間休養を取るためにデータに戻って目の前のパソコンからマイルームに戻る。原作のポッピーがドレミファビートの筐体に部屋を持っていた形で幻夢コーポレーションのサーバーの1台にオレの部屋が存在する。前世のオレの部屋をモチーフにしたマイルームのベッドで眠りにつく。







パラドがミッテルトのためにガシャットを作成しているために3日ほど会っていない。まだ時間がかかると連絡があったけど、そんな時に限って厄介事が舞い込む。

「えっと、あの、宝生先生」

「また授業をサボったの?と言いたいところだけど、何か悩み事のようだね。カウンセラーの資格も持っているから話してみるといいよ」

携帯ゲーム機をポーズで止めて机に仕舞い込む。

「いえ、カウンセリングではなくて、その、力を貸してもらえませんか?」

「随分と抽象的だね。もうちょっと詳しく話してもらわないと」

そこからグレモリーさんが話してくれた内容は微妙だった。すごい、ザルすぎる契約に頭を抱える。

「とりあえず、今日の放課後に来るっていう婚約者の前に、グレモリー家の方からの立会人の人をここに連れてきて」

「どうして?」

「このまま放課後になると圧倒的に不利だから。グレモリーさんの主観的な話じゃなくてちゃんとした取り決めなんかを精査しておかないと。ほら、あんまり時間がないんだから急いで」

「う、うん」

保健室から出ていくグレモリーさんを見送ってから椅子を用意しメモなどを用意した上で白衣の左ポケットにガシャットを入れて左手で握り込んでおく。スタート画面は防御に使えるとパラドから教わっている。それで凌いで素早く変身すれば一安心。そこからハイパームテキに繋げれば完全に安心できる。それからステージセレクト機能で離脱する。

準備を整えた所でグレモリーさんがメイドさんを連れて現れた。一瞬疑問に思ったが、家の方から送られているならメイドか執事かと思い至り疑問を飲み込む。

「長丁場になるかどうかはわからないけど、とりあえずは席にどうぞ」

グレモリーさんは椅子に座り、メイドさんはグレモリーさんの後ろに立つ。

「私は
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