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ソードアート・オンライン ー合わさる剣は2つの世界を一つにしてー「ある科学者とある剣士の物語」
第七話「龍剣」
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押さえるのは無理。しかし龍剣の力は完全にジンを鬼神に変えた。スピード、パワー全てが段違いだ。
「い、今の何?」武器破壊にオーバーキル。それも12人続けざま。
「システム外スキル 龍剣だ」
「ええ?ちょっと聞いてないよ」みんなが、ほっとしたのと同時にものすごく怒った。
「ごめんな、レイには話したんだがなるべく秘密にしたかった。おおやけになればキリトのように有名になってしまう。ボス戦までは隠しておきたかった」
「でも……それじゃ!これでユニークスキル使いは三人今度のボスは瞬殺間違いなしだなっ!」
「そうだな、が、もう転移結晶で戻ったほうがいいだろうな。ラフィン・コフィンの奴らはやっかいだ。仲間を連れてこられても困る」
「ああそうだな」
 街に戻るとなにかプレイヤーたちが騒いでいた。
「号外、ボスモンスター発見だよ!」
「え!おおい一枚くれ」
「はい50コル」
 号外を読むと何枚かの写真があった、しかしボスの姿はみえない。
「血盟騎士団ボス部屋発見先遣隊全滅? 転移結晶無効化エリア」
 そこには先遣隊が入ると門が締まり扉が開いたころにはプレイヤーは全滅していたと。
「ボス部屋にそんな仕掛けだと」
「ジンさんおれら命拾いしましたね」
「明日にはボス攻略会議だな、ギルドに戻ろう、新入りも疲れているだろうし」
「わかりました、ありがとうございました」
 そう言って新入りの女の子は帰っていった。
 剣神連合本部
「みんなボス部屋発見の知らせは届いているな」
「はい、ジンさん、おかえりなさい」
「ジンさん、よかった」
「みんな、心配かけた俺は大丈夫だ、これからも頑張るまずはボスだ、明日にも攻略会議があるだろう、レベル80から参加資格とさせてもらう。もう知ってるとは思うが今回敵の情報が乏しい。剣神連合の精鋭で挑む」
「ジンさん、わたしまだレベルが足りません」
「いいか、戦いにおいて一番行けないのは焦りだ。レベルは安全マージンをとって確実に挙げられる。レベルの足りないものだからといって焦るな。次のボス戦までにそなえてくれればいいんだ。大事なのは死傷者を出さないこと。それには安全マージンをとるのは最善なんだ。今は力が足りないものでも剣神連合はレベル上げには最大の努力をする。これまでのように型の稽古も忘れるな。剣神連合の最大の強みはギルド内に道場を作って対人戦で剣の術理を体で理解することにある。対人戦で強くなればリザードマンや悪魔騎士などの人型モンスターのアルゴリズムの裏をかくことができる。人型モンスターは経験値も高い。そうやってレベルを上げてからボスに挑めいいんだ。みんな焦らず目の前の障害に一つ一つ取り組むんだ。いいか焦るな、剣神連合はどんなやつも見捨てない、俺たちは家族だ、そしてこのデスゲームを終わらせよう」
 拍手喝采だ。
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