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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第60話 生誕祭 後編
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side:フィー


 遊撃士協会グランセル支部を後にしたわたしとリィンは、まずラッセルを探すことにした。


 多分ティータも一緒にいると思うから取り合えず武器とかを扱っているヴァイス武器商会とオーブメントの整備をするウィンガルド工房を順に向かったんだけど……


「わー!見てください、アガットさん!最新モデルの導力銃ですよ!カッコイイなぁ……」
「お、おう。そうだな……」


 あっ、居た居た。アガットと一緒だったんだね。


「ティータ、アガットさん、ちょっといいですか?」
「あっ、リートさん……じゃなくてリィンさんにフィルちゃん……でもなくてフィーちゃん……で合ってるかな?あうう、混乱しちゃうよ……」
「だ、大丈夫だティータ。それで合っているよ」


 偽名を使っていたからティータが混乱しちゃっているね。わたし達はティータを落ち着かせてから話に入る事にした。


「もう目が覚めたのか?」
「はい、ご心配をお掛けしてすみませんでした」
「ハッ、誰が猟兵なんざの心配なんかするかよ。お前らがカシウスのおっさんに雇われていたとはいえ本来俺達は相いれない関係だ。今は借りがあるから見逃しているが、本来ならここにいる時点で拘束して牢にぶちこんでやりてぇくらいだぜ」
「アガットさん……そんな事言ってますけど、結構リィンさんの事心配していましたよね」
「そ、そんな訳ねーだろうが!生意気言ってるとシメるぞ!」
「きゃー?」


 ティータとアガット、少し見ないうちに大分打ち解けれたんだね。アガットのあんな顔初めて見たかも。


「ティータ、ラッセルはいないの?」
「フィーちゃん達はおじいちゃんを探しているの?でもごめんね、おじいちゃんはツァイスの工房に戻っているんだ」
「工房に?何かあったんですか?」
「例の地下遺跡で見つけたオーブメントを調べるとか言って速攻で帰ったんだよ。俺にティータのお守を押し付けてな」


 ティータとアガットからラッセルの事を聞いたが、どうやら今はグランセルではなくツァイスにいるらしい。


「おじいちゃんに何か用事でもあったんですか?」
「実はね……」


 わたし達はリィンの謎の力をラッセルに調べてほしい事を二人に伝えた。


「リィンさんに謎の力があるんですか?」
「ああ、俺にも良く分からないんだが使うと何倍も強くなれるんだ」
「へぇ、面白そうじゃねえか。クラウゼル、それを使って俺と戦えよ」
「辞めといたほうがいいよ、リィンも制御できていないし一時的とはいえロランス少尉とも渡り合ったくらいなんだから。それが暴走したらどれだけ危険かアガットなら分かるでしょ?」
「チッ、つまらねえな。じゃあそれが制御できるようになったら俺と戦え。いい
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