第四章
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楽に倒した、だがそれからもだった。
かなりの高レベルの職業の者達や強力なモンスター、高位の悪魔や天使や魔法生物まで出て来る。スタインベックは自分の神託だと確信しているので中心になって戦うが。
百戦目で海を模した場所でシーサーペントを倒して言った。
「こんなん普通の冒険者どころかな」
「相当強くてもな」
ホイットマンも言うことだった。
「死ぬな」
「十戦目でな」
「おいら達やないとな」
「それでおっさんでないとな」
「ああ、俺もそう思うぜ」
格闘家も今は笑っていない、シーサーペントはそれだけの強敵だからだ。
「これはないだろ」
「くそっ、闘技場の経営何や」
「これだけえげつないモンスターやら用意してるからか」
「二百戦勝ち抜いたら天文学的な報酬用意したか」
「勝ち抜ける筈がないからか」
「そうだろうな、しかしやってやるぜ」
格闘家の目は死んでいない、恐ろしいまでに強力なモンスター達との戦いが続いているがだ。
「あと百戦、折り返しだしな」
「ああ、やっていこな」
スタインベックも応えた、そしてだった。
巨人こそ出ないが巨人に匹敵するまでの強力なモンスター達やかなり高位の職業の者達と戦い抜いてだった。
何とか二百戦までいった、最後の敵はドラゴンの中でも最高位のプラチナドラゴンだった。そのドラゴンをだ。
スタインベックはドラゴンが雷のブレスを放ったその時に跳びドラゴンの脳天をダグダの棍棒で一撃で倒してだった。
それで遂に最後の戦いを終えた、そうしてだった。
闘技場の観客達は大歓声を挙げ二人と格闘家を讃えた、こうして三人は勝ち抜いた賞金を得た。だが。
スタインベックは笑ってだ、格闘家に言った。
「わい等は倒したモンスター達の金で充分やで」
「おいおい、賞金は三人で勝ったからな」
格闘家はそのスタインベックに自宅で言った。
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