暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第141話:Galapagos
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先日、コンテナが落下するという事件が発生したが、コンテナに収められたレプリロイド達は皆無事であり、直ぐに作業は再開された。

現在は順調に作業が進められており、全ては順調だった。

ハンターベースのバーチャルトレーニングルームでは、オペレーターが独自に稽古に励む姿が拝める。

今では一部のオペレーターはハンターに匹敵するほどの実力を持つ者もいる程である。

アイリスとエイリアは仮想エネミーを後1体にまで追い詰めていた。

都市の銃撃戦を想定した訓練であり、群生する高層ビルが光を反射して南国とは違う、刺すような光を放つ。

アスファルトが罅割れ、殺伐とした快晴の中でエイリアは真っすぐにバスターを構えた。

バックアップはアイリスがしてくれている。

もし彼女が撃ち損ねたら、即座にアイリスがサーベルでイレギュラーの仮想エネミーを斬り捨てるのだろう。

ハンターが戦うイレギュラーは一瞬の油断も許されない敵なのだから…。

息を詰めたエイリアが放ったチャージショットはイレギュラーを貫き、破壊した。

「お見事ですエイリアさん」

拍手をしながらエイリアの健闘を褒め讃えるアイリス。

エネミーの消失と共にバーチャル空間が解除され、空間が殺風景な白に変わっていく。

「ちょっと緊張し過ぎたかしらね?」

息を吐いてバスターを下ろす。

エイリアバスター

コロニー事件以後、エイリアがアーマー新調の際にエックスバスターを元に造られ、彼女に搭載されたエイリアの主武装である。

銃口は元に戻り、細く美しい指が現れた。

そして長い金髪を掻き上げると、白い手と金色の対比が鮮やかである。

「まだ動きに隙が生じる。あなたやルインのように素早くは動けないわ」

「ふふ…でも、もうエイリアさんは充分お強いですよ。ハンターとしてやっていけるくらいには。」

サーベルを収めると、アイリスは笑顔を浮かべる。

ゼロの動きをトレースした彼女の敵に踏み込む動作や、回避から攻撃に転じる動きも迅速である。

ゼロの指導により、サーベル以外にも薙刀やハンマー、ナックルと言った一見アイリスの可憐な容姿からは想像出来ないような武器も使いこなせるようになっているために、近接戦闘においては並のハンターでは太刀打ち出来ないだろう。

「そう言えば、エイリアさんはどうしてアーマーの新調の際に腕にバスターを?」

「え?」

「私とパレットは武器を携えて戦いますけど、エイリアさんはバスターを装備している。私達よりも本格的な改造しなきゃ出来ないこと…バスターを使うなら…昔ゼロが使っていたような携帯銃型のバスターを使えばいいのに…エックスのバスターはまだまだ未知の部分があって完全なコピーは難しかったのに…」

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