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宇宙戦艦ヤマト2199 元爆撃機乗りの副長 7
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「あの、艦長、副長。そろそろ抑えてもらえると助かるのですが」

真田君が珍しくどもりながら話しかけてくる。

「人には、絶対に触れられたくない物がある。それを土足で踏みにじられてまだ1時間だ。分かるな」

「大変不快でした。ええ、それはもう人生の中で一番不快でしたね」

高確率で家族に関する夢だろうな。ほとんどの奴らがそう答えている。家族との思い出を利用されたのだ。この手で殺してやりたかったが、波動防壁に焼き払われたらしい。一応加藤にお祓いも任せた。他にも心得のある奴らは総動員でやらせている。

「今回の件は本気で怒っている。だが、そのことでこの旅の目的を変えるつもりはない。イスカンダルに赴き、地球を再生させる装置を受領して、地球に持ち帰る。私怨で行動するつもりはない。ただ、ちょっと今日は抑えられそうにない。同じような攻撃が再び来ないとも限らない。すまんが我慢しろ」



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