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石像の街
第二章
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「だからでし」
「ここはやな」
「まずは石化した人達を治療してでし」
 術や薬、アイテム等で回復させるというのだ。石化は麻痺や毒よりも治療が高度であり苦労するが確実に治療出来る。
「そしてその人達から話を聞いたり身元を調べるでし」
「そこから今回の事件の原因を探るか」
「そうするでしよ」
「ではですね」
 市長は郁の言葉を聞いて述べた。
「すぐに」
「石化している人を治療してでし」
「その市民から話を聞いて身元を調べて」
「それからでし」
 事件の原因を探ろうとだ、郁は市長にも言った。そうしてだった。
 街全体でまずは石化してしまった人達を治療した、街の石化を治療出来る人が総動員で働いて郁と王も協力した。急に石化する人は治療の傍から増えていくがその人達も含めて治療していった。そこから回復した人達から話を聞いて身元を調べたが。
 そうして集めた情報からだ、郁は王に二人が旅の冒険者という名義で泊っている宿の浴場のサウナ室で話をした。二人共今は腰にタオルを巻いただけの恰好だ。
「どの人達も街の東側に住んでいる人でしな」
「そやな」
「それ以外はです」
「特に何もないな」
「東側の一部の地域で」 
 郁はさらに言った。
「今度はでしよ」
「その地域を調べるか」
「そこに何かあると思うでしから」
 だからだとだ、郁は王に言った。そして風呂を出ると夜だがすぐに王に言った。
「今からでしよ」
「その地域に行ってか」
「調べるでし」
「もう夜でもやな」
「こうしている間にも石になる人が出ているでし」
 だからだというのだ。
「ここはでしよ」
「悠長なことは言ってられへんか」
「そやからでし」
「すぐにやな」
「その地域に行くでし」
 こう郁に行ってだ、彼は王を連れて行く形で街の東のその地域に向かった。だが夜なので暗くあまりよくわからなかった。
 だが、だ。ふとだった。
 郁は川辺であるものを見付けた、それは何かというと。
 石になっている魚だった、魚は川辺に転がっていた。それで彼はすぐに場を照らす術を使って川辺だけでなく川の中を見たが。
 肴だけでなくあらゆる生物が石になっていた、郁はそれを見てすぐに王に言った。
「川の水を調べるでし」
「今度はか」
「そうするでし、川の生きものが石に変わっているとはでし」
「普通やないな」
「水に何かあると思ってええでし」
 こう言ってだった、郁はすぐに川の水をスポイルで採取してだった。市役所に戻って水を調べてもらったが恐ろしいことがわかった。
 水を調べた水道局の者、科学者の職業にある者が言ってきた。
「コカトリスやバリジスク、ゴーゴンと」
「石化能力を持っているモンスターばかりでしな」
「その唾液や体液等が多く混ざっていまして」

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