暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第53話 アイスヘルへの航路は命がけ!?新たな仲間と激戦の予感!
[1/11]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
side:イッセー


 センチュリースープの情報を持つ男……その人物はこの世界でもトップクラスの大富豪であるカーネル・モッコイ氏だった。俺達は彼の依頼を受けて現在グルメタウンの港に来ていた。


「こ、これは……?」
「船……でしょうか?」
「ふわぁ……大きな船です!」


 リアスさんと朱乃さんは豪華客船並みの大きさを誇る船を見て絶句し、アーシアはこのクラスの船を始めてみるのか目を輝かせていた。


「これは砕氷船か?それも最大クラスのものだ」
「砕氷船って北極海や南極海で使われているあの?」
「ああ、こんなものを用意できるとは流石カーネル氏だな」


 俺達の前に現れたのは巨大な船だった、それも祐斗が言った通り南極海などで使われる分厚い氷を砕いて渡る為の砕氷船……もしかしたらセンチュリースープがあるというのはあの『大陸』なのかもしれないな。


 俺達は船に乗り込み内部へと案内される、そして美食屋全員が広いスペースに集まりミーティングが始まった。


「諸君、よくぞ集まってくれた。ますは諸君らの勇気と心意気に感謝しよう」


 カーネルが先頭の壇上に立ち挨拶をした。


「ではこれよりセンチュリースープの在りかを教える」


 天井から大きな画面が下りてきてそこに氷の大地が浮かび上がった。


「あれは『アイスヘル』か?極寒の地獄と言われる死の大陸……」


 俺の言葉を聞いた美食屋達は一斉にどよめき始めた。無理もないな、あそこは危険区に指定された人間界でも屈指の場所だ。


「イッセー、アイスヘルって?」
「年間の平均気温が−50℃とされている極寒地獄、猛獣の強さよりもその気候で危険区に指定されている氷の大陸です」
「−50℃……悪魔でも耐えられないわね」


 リアスさんにアイスヘルについて説明し、その後もカーネルの説明は続いていく。


「その大陸はまだ冷凍補損や品種改良などの技術がなかった大昔のグルメ家達が己のフルコースを保存するために持ち寄ったと言われる伝説の大陸……それがアイスヘル!別名『美食の冷蔵庫』と呼ばれている」
「美食の冷蔵庫……ということはアイスヘルには沢山の食材が眠っているって事でしょうか?」
「今では滅んでしまった食材もあるという噂だが、実際にそれを確かめようとして帰ってこなかった奴は後を絶たない」
「ゴクッ……今回の旅も過酷なものになりそうです」


 小猫ちゃんの言葉にオカルト研究部や教会組が唾を飲んだ。これまでジャングルや火山といった危険な場所に行った俺達だが、アイスヘルは間違いなくトップクラスに過酷な旅になるな。


「そのアイスヘルなんだが、実は氷が解け始めているという情報が先日我々の耳の入った。そ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ