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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第5話
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て戦う時も支える事ができるのですから…………」
静かな表情で呟いたリィンの言葉を聞いたエリゼが複雑そうな表情をしている中、エリスは真剣な表情でリィンを見つめて答えた。

「ハハ、”代わり”だなんてそんな寂しい事を言うな。エリスは誰の”代わり”でもない俺にとって大切な妹の一人で、将来を共にすることを決めた伴侶の一人なのだから…………」
「に、兄様…………セレーネやステラさん達がいる目の前で子供扱いするのは止めてください…………!」
微笑みながら優しく頭をなでてきたリィンに対してエリスは頬を赤らめて答え
「フフ、さすが双子の妹だけあって、そういう所もエリゼさんとそっくりですね。」
「というかリィン、マジで恋人を作ったみたいだな〜?それもその口ぶりだと複数だから、お前のハーレムメンバーにはエリゼちゃんもそうだがセレーネもそうなのか?」
リィンとエリスの様子をステラは微笑ましく見守り、フォルデはからかいの表情でリィンに問いかけた。

「そういう言い方をしてほしくはないんですが…………まあ、否定はしません。それと将来を共にすることを決めた女性は後二人―――俺の使い魔として協力契約を結んでいる女性達もそうです。」
「ほ〜…………5人も侍らすとは、”娼館”に誘っても必死に拒否したあのリィンが成長したもんだね〜♪」
リィンの答えを聞いたフォルデは口元をニヤニヤさせながら指摘し
「ちょっ、先輩!?」
「…………やっぱり娼館に誘われた事があるのですか。」
「…………兄様?今の話はどういう事なのか、詳細な説明をして頂きたいのですが。」
(なんだかクロウさんと似ている方ですわね…………)
フォルデの指摘にリィンが慌て始めるとエリゼとエリスはそれぞれ膨大な威圧を纏って微笑み始め、セレーネが苦笑している中それを見たリィンが冷や汗をかいて表情を引き攣らせたその時格納庫に放送が入った。

―――これよりエレボニア帝国クロスベル侵攻軍の迎撃並びに殲滅を開始する。パンダグリュエル突入組に選ばれた部隊は10分以内に甲板に集合し、整列せよ。なおヴァリマール並びにヴァイスリッターは出撃し、迎撃開始と共に戦闘を開始せよ。繰り返す―――

「―――時間のようですね。」
「ああ…………先輩、合流するまではエリスとセレーネの事、お願いします。」
「任せときな。お前は内戦で受けた鬱憤を思い切り晴らしてきな!」
「兄様、姉様、ご武運を…………!」
シェラの声による放送を聞いたステラは表情を引き締め、リィンの言葉にフォルデは静かな表情で頷き、エリスはリィンとエリゼに応援の言葉を送り、二人はエリスの言葉にそれぞれ頷いた後それぞれヴァリマールとヴァイスリッターの中へと入り、格納庫のハッチの一部を開閉させるスイッチの場所までエリス達と共に移動したフォルデがスイッ
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