暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第130話:Teacher
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ハンターベースにはゼロは既にバトルシップに向かい、エックスとルナは電波塔の比較的な安全な場所に転送するために待機していたのだが、アクセルとルインが帰ってきたのを見て表情を綻ばせた…のだが。

「……………………」

「………………………えっと…ルイン、アクセル…お帰り?」

「ウン…タダイマ」

殆ど無傷だが、背に深い影を背負っているルインにエックスとルナは絶句した。

「だから元気出しなってば、ほら!エックスもいるんだしさ!!」

「…アクセル、ルインに何があったんだ?」

取り敢えずエックスはアクセルに事情を聞くとアクセルは苦笑しながらエックスとルナはトンネルベースでの出来事を説明した。

「いやね、ルインってば数年間行方不明だったじゃない?だから事情を知らないガンガルン…トンネルベースのボスからお化けだの悪霊だの言われちゃってさ…それであの状態なんだ」

「「ああ、なるほど」」

思わず納得してしまったエックスとルナであった。

確かにルインがハンターとして復帰したのは今の世間にはあまり知られていないのでそう思われても仕方ないのかもしれない。

「えっと…ルイン……大丈夫か?」

「エックス、ちっちゃい子にお化けとか悪霊とか言われちゃった…凄くショックだよ…そりゃあね、うん…私は今まで行方不明だったしさ、いきなり現れたらびっくりされるのは分かってたよ。でもいきなりお化けとか悪霊扱いされるとは思わなかった…」

「えっと、あの…その…」

「ほら、元気出しなってば。E缶を飲んでリフレッシュしなよ。期間限定の蜂蜜レモン風味だってさ」

「うん……」

アクセルからE缶を受け取ると、ルインはその中身を啜り始めた。

「…………取り敢えず俺らも行くか」

「そ、そうだな」

「気を付けてねー。ルインはエイリアに預けとくからさー」

ルインのことはアクセルに任せてエックスとルナは電波塔に向かうのであった。

そして電波塔の比較的安全な場所に転送されたエックス達はエイリアからの通信に耳を傾ける。

『エックス、ルナ。聞こえる?電波塔の最上階に、強力なイレギュラー反応を感知したわ!他にもイレギュラー反応多数!!気をつけて!!』

「ああ、ありがとうエイリア」

エックスとルナは螺旋状の坂を見つめると、一気に駆け上がる。

「ん!?エックス、あれ!!」

ルナの指差す先には上まで筒抜けになっている塔の中央に巨大なヤドカリを思わせるメカニロイドがいた。

メカニロイドは2人に火炎弾やらミサイルやらを飛ばして来た。

「ルナ!!真上の敵は任せた!!」

「OK、任せな!!ホーミングショット…コネクションレーザー!!」

ダッシュを駆使してかわしながら
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