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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
プロローグ
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………リィン君達の退学の理由は…………やはり戦争勃発になりかけているメンフィルとエレボニアの国家間の問題が関係しているのかの?」
エリゼの説明を聞いたアルフィン皇女は目を見開き、アリサは悲痛そうな表情で声を上げ、ヴァンダイク学院長は重々しい様子を纏ってエリゼに訊ねた。
「…………―――”メンフィル帝国政府の政治的判断によるものです。”――――それでは私達はこれで失礼します。本日はお騒がせしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。」
ヴァンダイク学院長の問いかけに静かな表情で答えたエリゼは既に作業を終えたメンフィル兵達やシェラと共にメンフィル兵達が用意した転移魔法陣によってその場から消え、トールズ士官学院から去って行った!

「き、消えた……」
「まさか”騎神”を転移魔法陣で移送するなんて…………」
「あんな大規模な転移陣…………それも一度しか使えない片道のみとはいえ、転移陣が一般兵にも伝わっているって事は、メンフィル帝国は相当魔法技術に長けているようね…………」
エリゼ達が去った後エリオットは呆けた声を出し、エマは信じられない表情で呟き、セリーヌは目を細めて転移の際にエリゼ達と同時に跡形もなく消滅した魔法陣があった場所を睨み
「わたくしが…………軽はずみにも他国の領土であるユミルに滞在し続けたせいで、こんな事に…………っ!」
「皇女殿下の責任ではございません…………!全ては”アルバレア公爵家”の責任です…………っ!」
アルフィン皇女は悲痛そうな表情でその場で崩れ落ち、ユーシスはその場で土下座をしてアルフィン皇女に謝罪し続けていた――――

そして1週間後、アリサ達は更なる衝撃の事実を知る事になる。それは―――クロスベル占領の為にクロスベルへと侵攻した”パンダグリュエル”をエレボニア軍の旗艦とするルーファス・アルバレア率いる正規軍と領邦軍の混合軍がクロスベルによって”返り討ち”に遭って”全滅”すると共に”パンダグリュエル”は奪われ、ルーファス達の全滅にはクロスベルと連合を組んだメンフィルも関わっており、ルーファスを討ち取った人物はメンフィル帝国軍に所属するリィンであるという新聞の内容であった――――

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