暁 〜小説投稿サイト〜
獣篇V
53 人生フラグだらけ。
[1/2]

[8]前話 [1] 最後
屏風の後ろに入り、私は着ていた隊服を一旦脱いで着流しを羽織り、あとで巻くサラシとバスタオルを持って大浴場へと向かう。幸いなことに、時間が時間だったのもあるのか、大浴場には誰もおらず、貸し切り状態だった。疲れを癒すにはもってこいの状況である。

先に念入りに体と髪を洗い、軽く簪で髪を結ってから、湯船に浸かる。暫くして体が暖まってから風呂を上がり、サラシを巻いてお気に入りの着流しを羽織り、部屋へ帰る。バッグから先程持ち帰った副長からの大量書類(ラブレター)を封筒から出し、ペンをセットしてから帰りに買ってきたおつまみをつまみながら、壁に背中を預ける。ある程度気のすむまでポリポリタイムを満喫してから、ペンを手に取り、書類を捌くことにした。書類を捌きながら副長の判子がいるものと、久坂の判子がいるものとに別けて、分けたものから順々に判子を押して行く。時々、双子(こどもたち)が泣くのであやしたり時にはミルクを作ったりして、なんとか3:00a.m.くらいまでには押さえ込んだ。分けた書類をそれぞれクリップで止めて、封筒にしまってからバックに詰め込み、明日の準備をしてから布団に潜り込む。晋助(となり)が寝ていると思って布団に入ったのだが、なぜか後ろを向いていたはずの晋助(やつ)が私の背中をhold onしてきやがつた。お陰で全然眠れやしねぇ。www次に双子が起きたときがチャンスだと思い、とりあえず不便だが寝ることにした。

***************

次の日の朝のことである。私はいつも通りの時間に起きて、いつも通り朝御飯をつくって食べさせ、真選組に出勤し、今日ほぼ徹夜で仕上げてやった書類を副長の部屋に提出しに行った。そして午前中の見廻りを済ませ、昼休みを挟んで午後の業務をしつつ、部屋で相変わらず書類の整理をしていると、ピアス式トランシーバーに着信があった。ボタンを押すと、総悟から出動願いが出ていた。何事かとリダイヤルすると、お疲れ様です。と言って沖田(かれ)が徐に話を始めた。

_「姐さん、今空いてやすか?…できれば姐さんに同伴してほしい案件があるんでさァ。」

_「…今は書類を片付けてたところだったから、空いてるっちゃ空いてるわよ?…で、どうしたの?」

_「今朝方に内の副長と見廻組の局長が一悶着起こしやしてねィ。それのとばっちりで万事屋の旦那が見廻組に逮捕されちまったんでさァ。…で、今オレが旦那の釈放手続きをしようとしてたとこなんですがねィ?…どっちにしろ姐さんに用事があるから呼んでくれィとのことで。そいで姐さんが来れば旦那を解放してやってもいいとか言い出す始末なんでさァ。…一緒に来てくれやすかィ?」

_「…それはドンマイとしか言いようがないけど…とんだ災難だったわね。…いいわ、今から行く。で、なんか持ってく必要な書類とかある?」

[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ