第二章
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「それじゃあ」
「そう、そこに行って」
それでというのだ。
「楽しんでくるわ」
「本当に迷路好きね」
「あんたも行く?」
「テーマパークは好きだけれど」
私もそうした場所自体は嫌いじゃない、ただ迷路となるとだ。
「興味ないわ」
「そうなの」
「あんたが迷路に行くのなら」
私はこのことは絶対だと思いつつ彼女に話した、今の言葉だと一緒に行くことが前提になっていることにも気付きながら。
「私はね」
「どうするの?」
「観覧車の方に行ってね」
「景色見て楽しむの」
「そうするわ」
こう彼女自身に伝えた。
「そうするわ」
「ロマンチックね」
「一人で観覧車乗るのも好きだから」
私自身としてはだ、友達や彼氏と一緒なのもいいけれど一人で静かに観覧車のゆっくり動く中で景色を観ることも嫌いじゃない。
「だからね」
「それでなのね」
「ええ、それもね」
こう彼女に話した。
「嫌いじゃないわ」
「じゃあ私が迷路に行っている間に」
一緒に行くという返事だった、彼女にしても。
「観覧車楽しんできてね」
「それじゃあね」
二人で話してだ、そしてだった。
私達は実際に二人で新しい迷路が出来たというテーマパークに行った、暫くは二人でお化け屋敷やバイキングやジェットコースターといったテーマパークの定番を楽しんでそれからだった。
お昼のハンバーガーを食べてからだった、友達は私に行ってきた。
「これからいよいよね」
「迷路ね」
「行ってくるわね」
「じゃあ私はね」
「やっぱり迷路行かないのね」
「興味ないから」
積極的に行こうと思わない、だからだ。
「別にいいわ」
「そうなのね」
「だからね」
本当にそれでだった。
「それでいいわ」
「そうなのね」
「じゃあ観覧車行って来るから」
私は彼女にあらためて話した。
「その間にね」
「ええ、迷路行って来るわね」
「それじゃあね」
こうした話をしてだった、私達は一旦別れてそうしてだった。
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