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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
19:能書きはいい、薬をよこせ。
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入らない」
「え、何……みっともなく這い蹲って教えを請う様な相手が良かったの? お前……ザドなの! うわぁ〜……引くわぁ……」

「そ、そうではない! もっと……こう……丁度良い対応があるだろう! 普通の対応が!」
「普通って何さ!? 俺の普通はこれだもん! 『自分は神』とか嘯いているルビスにだってこうだもん!」

「ん……君はルビスと会った事があるのか?」
「会ったも何も、一度死んだ俺をこの世界に無理矢理連れてきて、『ビルダーして』って復興活動を強要してきたんだ。大昔にこの地を闇に閉ざしたゾーマ以上の悪人だね」
『酷い……』

幽霊野郎の質問に素直な感想を添えて答えると、頭の中にポツリと貧乳女神(ルビス)が呟いてきた。勿論無視だけどね。
「そうか……君はルビスに使わされたビルダーなのか」

「『使わされた』というよりも、強要されたビルダーだ。間違えるなよ」
「君ならば、この地に蔓延する病を根絶させる事も出来るやもしれない……」
俺の訂正を無視して何かを考え始める幽霊野郎。

「良いだろう。君に如何なる病も治癒できる(かもしれない)“聖なる滴”の製法を教えよう」
「ほぅ……それは凄いな。でもお前……今小声で『かもしれない』って言わなかった?」
聞き逃さないよ。

「君……性格は悪いが耳は良いな(汗)」
「そんな事無いよ。顔も良いよ」
ニガワラな幽霊野郎に満面の笑みで答える。

「仕方ないだろ……私は製法こそ思いついたが、実際に作れた事は無いんだ。作った事の無い薬の効果なんて保証の限りでは無い!」
「逆ギレかよ」

「と、兎も角……作り方を教えるから、メモるなりしたまえ!」








「……なるほど、大体解った。で、材料は何所に在る?」
幽霊野郎から万能特効薬(かもしれない)の製法を聞き、特殊な材料が必要な事を知った。だから当然の如く材料の在処を問う。

すると……
「……無い!」
「……無い?」

「まだこの世界樹が健在だった頃には、根元に沢山の材料“聖なる草”が生えておったが、今はもう無い」
「お前馬鹿なの!? 材料が無いんじゃ薬作れないじゃん! 作れないのに作り方聞いても意味ないじゃん!!」

「ま、まて……私が言いたいのは、必要数無いと言う事だ! 一人分の薬を作るのに必要なのは聖なる草5本だが、私の秘密の倉庫に1本だけ保管してあるんだ!」
「結論は同じだ馬鹿者! 数が足りないのでは製法も意味をなさない!」

「そ、そこまで死者の私には面倒をみれん。少なくとも希望は繋がったのだ……後は君が何とかしたまえ。あぁ、因みに私の秘密の倉庫は、直ぐそこの岩山にある。探してみるといい……」
「お、おい待てコラ!」

幽霊野郎は言いたい事だけ言っ
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