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オズのファイター大尉
第九幕その四

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「今日のお昼はね」
「世界樹の中で実る」
「果物を食べよう」
「それがいいわね」
「本当に色々な種類が実ってるからね」
「もうこの辺りを探せば」
 大尉が言ってきました。
「それだけでだよ」
「沢山の木の実があるわね」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「今からね」
「皆でなのね」
「果物を集めて」
「この場で」
「皆で楽しもう」
「それじゃあ」
 ドロシーは大尉の言葉に頷きました、そうしてでした。
 皆、食べる必要のない大尉達も協力してくれてでした。周りにある果物や木の実を集めました。するとです。
 物凄く沢山の果物や木の実が見付かったので五人も驚きました。
「林檎にバナナに葡萄に」
「梨、無花果、枇杷に」
「オレンジ、ネーブル、グレープフルーツ」
「柿、桃、さくらんぼ」
「メロン、ドラゴンフルーツ、ドリアンって」
 五人でそれぞれ集めたものを見て驚いています。
「トマトもあるし」
「西瓜もあるよ」
「苺だってね」
「パイナップルもあるし」
「プチトマトも」
「そう、お野菜も実るの」
 ドロシ―は皆に笑顔でお話しました。
「人参とかもね」
「そういえば」
 神宝は自分達から少し離れたところに馬の群れを観ました、お馬さん達は世界樹の葉だけでなく生えている人参やほうれん草も食べています。
「色々実ってますね」
「そうでしょ、もっとも幹の中でもね」
「そういえば」
「色々実ってて」
「少し手の届くところに小さな枝があって」
「果物が色々実ってて」
「凄かったわね」
「皆時々食べてたでしょ」
 このことも見ているドロシーです。
「そうでしょ」
「はい、美味しかったです」
「それも凄く」
「色々なもの食べてました」
「ここに住んでいる人達がそうしていたみたいに」
「楽しんでいました」
「そうでしょ、幹の中でも実るのが世界樹なの」
 この木だというのです。
「だからね」
「それで、ですね」
「皆食べものに困らないんですね」
「世界樹の中にいたら」
「それで皆暮らしてるんですね」
「それも楽しく」
「そうよ、何処にいてもね」
 世界樹のです。
「楽しく食べられるのよ」
「そうしたところなんですね」
「本当にオズの国ですね」
「外の世界では絶対にないことが普通で」
「ただ巨大な木じゃないんですね」
「何処でも色々な実が実ってるんですね」
「そう、果物だけじゃなくてお野菜も」
 トマトや西瓜もというのです。
「実って凄く食べられるのよ」
「それじゃあですね」
「今からその実ったものを食べますね」
「お昼御飯として」
「林檎やバナナを」
「西瓜も」
「そうしましょう」
 こう言ってでした、そのうえで。
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