第三百六十話 力を合わせた結果その十四
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「その二人の分だ」
「そうですね、スサノオは多くの戦力を出していましたね」
「私達も出来ることなら」
「やらせてもらいます」
緑の長い髪の毛び美女とピンクがかった髪の毛の所謂男の娘の少年も戦っている。
「そしてそのうえで」
「スサノオに勝ちましょう」
「頼む、だが聞いたところによるとだ」
スナックは戦いつつユミルに尋ねた。
「君は元々召喚される立場ではないな」
「はい、村のガイド役です」
ユミル自身もそうだと答えた。
「僕は」
「そうだったな」
「ですが今はです」
「戦っているか」
「そうなんです、そっちも出来ますから」
それでというのだ。
「こうして戦って」
「そのうえでか」
「皆さんと一緒にいます」
「私は元々戦いも出来るから」
メルディナはこう言う。
「任せてね」
「ああ、そうさせてもらう」
「今は人手が必要です」
ヒゲバネもメルディナに言う。
「宜しくお願いします」１２２
「それじゃあ」
「おう、あとな」
金属バットは名前にもなっているバットを振り回しいつつイナオ達に言った。
「あんた達はもっとな」
「後ろですか」
「下がるべきなのね」
「ああ、ここは敵に近いからな」
即ち実際の戦場にというのだ。
「だからな」
「それじゃあですね」
「ここは」
「下がってくれ」
こう二人に言うのだった。
「少しな」
「はい、それじゃあ」
「少し下がって」
「それでサポートをします」
「そっちをしていくから」
「そうしてくれ、そろそろ敵の数も減るしな」
「そうですね」
金属バッドの助っ人に来たレベッカが応えた。
「この戦いも」
「そろそろだよな」
「時間的にです」
「敵の数が減ってきて」
そしてというのだ。
「後はです」
「スサノオがな」
「出て来ますね」
「それまでもつか？」
金属バットは暴れ回りつつ不敵な感じで述べた。
「俺達は」
「無理かも知れませんね」
バネヒゲはこのことは覚悟を決めていた。
「体力的に、ですが」
「ああ、何人か戦える奴がいればな」
「スサノオと戦えて」
「勝てるからな」
「ではその何人かを残すことも考えて」
「全力で戦っていこうな」
「そうしていきましょう」
バネヒゲはスタイリッシュな動きで敵を倒していく、そうして戦っていっていると実際に怪人も戦闘員達も減ってきて。
それでだ、エーリカは言った。
「敵が減りはじめた」
「そうだ、後はあれだ」
アゼザルがエーリカに答えた。
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