第三百六十話 力を合わせた結果その七
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「アイドルの娘達並に」
「全くグルな」
「あとうちも歌えるけえ」
燦も言ってきた。
「今は休んでるけれどまた歌うわ」
「あっ、あんたもグルな」
「そう、歌えるけえ」
「じゃあお願いするグル」
「留奈ちゃんも一緒じゃけえ楽しみにしといてや」
「何か本当に歌える人多いグルな」
「そう言う君もだね」
下村はグルに笑って尋ねた。
「歌えるね」
「そう言われるとまんざらではない気がするグル」
「だったら歌ったらどうかな」
「いや、グルはいいグル」
「どうしてだい?」
「もっと歌える人がいるグル」
だからだというのだ。
「別にいいグル」
「そうなんだ」
「そう、他の人がどんどん歌うといいグル」
「うん、じゃあ僕達もまた歌うね」
休憩中のネロが言ってきた。
「にっこにっこにーーって感じでね」
「それ何の真似グル?」
「何か最近癖になってるんだ」
ネロは実際のその動きをしつつグルに話す。
「もっと言えば最近じゃないけれどね」
「前からグルか」
「うん、何か心衣た愛子もハラショーとか言うしね」
「このことを言うときりがないつって」
こう言ったのは熊野さんだった。
「スクールアイドルは別の世界つって」
「そういう熊野さんもじゃないか」
「だからそれは言わないつって」
熊野さんはネロにむっとした顔で応えた。
「言うとキリがないつって」
「そうだけれどね、とにかくね」
ネロはさらに言った。
「僕達だけじゃなくて歌える娘多いんだよね」
「ちなみに僕も歌えるよ」
下村もだった。
「結構経験あるし」
「ううん、中身の関係グルな」
「要するにね」
「だからグルも歌えるグルな」
「君たんぽぴちゃんと雰囲気そっくりだしね」
「実はかなり気が合うグル」
そのたんぽぽと、だ。
「一緒にいて楽しいグル」
「だからだよ」
「グルも歌えるグルな」
「あの娘も歌えるしね」
そうなるとだ、下村はグルに話しつつ仲間達と共にサポートを務めていた。サポート役もかなり働いている。
戦いは二日目になっても激しさは変わらない、それでだった。
アンクも仲間達に戦いつつ言った。
「このまま戦うことだ」
「陣形を崩さずにだな」
「そうだ、この状況を保て」
エレクにもこう言う。
「いいな」
「そうだな、辛い戦いだが」
「それは出来る」
陣形を保って戦うことはというのだ。
「だからだ」
「このままだな」
「戦え、俺もだ」
かく言うアンクもというのだ。
「戦っていく」
「そのままだな」
「そうしていけばいい」
この戦いはというのだ。
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