暁 〜小説投稿サイト〜
魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。
第一部
第31話 新年魔法大会 【ショットダウン 其の七】
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「あー、囚人枠はそろそろ始まった頃じゃないかな?」
「そうね。他の看守は全員出て行ったし、私も戻ろうかな」

翁までが何処かへと行ってしまい、私と要だけになった医務室。だが、決して二人きりになったからといって、特別な感情が生まれる事はない。少なくとも、私には。

「戻らないで。僕をひとりにしないで」
「私、そう言う誘いは無視するタイプなんだけど」
「無視しないでーせめて僕も一緒に連れてってー」
「じゃあ一緒に行こっか」

要を起こして、肩を組む。要の足取りが安定しないのは気にしない気にしなーい。って事で、どんどん歩くぜー。

「……あれ、琴葉。いつもより歩くスピード遅いけど、歩幅大きくない? どうしたの?」
「うるさい。黙って歩いて」
「へー……僕に合わせてくれてるんだ」
「……うるせー」

???と平和だった五分前。その時の雰囲気を返して欲しい。

「オラァァァアアアアアアア??????」
「死ねぇぇぇぇええええええええええ????????」
「勝つのはオレだぁぁぁぁぁあああああ????」

って感じで騒ぐ囚人共。魔法の暴発故にフィールドはぐちゃぐちゃ。コトハチャンも手を出しにくそうに上空にいる。

一言で言って、カオス。

「琴葉……顔怖いよ?」
「ええ? そんな事ない筈だけど? ふふ」
「あー、うん」

囚人だとしても、一人の魔法遣いとして、この魔法の使い方はマジでないわー。ゴミ以下、ゴキ以上ってところかな。本当にゴキ嫌い。

「はぁ……後でぶっ殺す」
「程々にね!」

さて、解説していこうかね。

おっとー、急に一舎代表が魔法発動。させまいと三舎、四舎代表が邪魔するが、一舎代表は容赦なく魔法発動。三舎、四舎代表は吹き飛ばされるー。ここで一舎代表がドヤ顔! 気持ち悪い?? とそこへ二者代表が攻撃ー。一舎代表、咄嗟にガードするが二舎の馬鹿力には勝てず後方へ吹っ飛ぶー?? そして二舎代表の後ろに六舎代表が回ってドーン?? 二舎代表、地面に強く激突?? マジでなんなんだこの戦いわぁ????

「四番、さっさと魔法を使え?? 御前の魔法なら三秒で決着つくでしょうが??」
「分かっている?? 僕に命令するな??」
「じゃあさっさとやりやがれ」

と言う事で、四番は水の魔法を展開。要が発動した“黒波乱舞”には劣るも、かなり高等な魔法。ふっ、勝ったな。
四番が発生させた水の渦は、他の選手やコトハチャンを巻き込んで空へと上がっていく。そして、かなりの高さになった所で魔法を切る。そのまま落下して、他の選手は戦闘不能。素早くコトハチャンの首を掻き切って、試合終了。

数十分後、四番から試合の時の自慢を長々とされる事
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ