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ある晴れた日に
19部分:もう飛ぶまいこの蝶々その二
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かこれからやりぬくいぜ」
「っていうか授業中に雑誌読む御前が悪いだろ」
「どう考えてもな」
「そうだけれどよ。何か今の俺ってよお」
 自分にこうした方面での人望のなさがわかって甚だ不愉快なのだった。それでも悪びれた態度を崩していないのはある意味立派だった。
「まあいいさ。カウンターにはいてやるからな」
「本の名前はちゃんと漢字で書けよ」
「勝手に省略とかもなしだぞ」
「ああ、わかったわかった」
 言われ過ぎていたのでいい加減うんざりしていた野本だった。
「わかったからよ。やってやるさ」
「そういうことよ。後は」
 江夏先生は話が一段落したところで黒板に顔を向けた。するとまだ一つカップルで決まっていない委員があることに気付いた。

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