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オズのファイター大尉
第七幕その五
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「そうしましょう、あと大尉もね」
「私も?」
「私との喋り方がお友達のものにね」
「完全になったかな」
「これでね」
 砕けた方が得意なドロシーとしてはです。
「気兼ねなくお喋りが出来るわね」
「ドロシー王女は形式ばったことはしないね」
「王女だけれど」
 オズの国のです。
「元々カンサスで農家だったから」
「だからなんだ」
「格式や形式に五月蠅いことはね」
「あまり、だね」
「出来ることは出来ても」
 ドロシーも王女です、それでこうしたことも出来る様にはなっています。
「私の地じゃないのよ」
「ドロシー王女の地はやっぱり」
「ええ、農家の娘でね」
「そして冒険者だね」
「そうよ」
 それがドロシーの地だというのです。
「だからね」
「格式や形式ばった喋り方は」
「されるとどうもね」
「苦手でだね」
「砕けた口調で話してくれたらね」
 それでというのです。
「私はお話しやすいのよ」
「だからだね」
「大尉もそうしてお話してくれたら」
 それでというのです。
「有り難いわ」
「そういうことだね」
「そうよ。ただ」
 ここでドロシーは神宝達五人にオズの国それぞれの色になっている苺達を差し出してからこうも言いました。
「貴方達は、よね」
「年上の人ですから」
「ドロシーさん大体中学生位ですよね」
「それに何かと教えてもらってばかりですから」
「だからです」
「敬語で喋らせてもらってます」
「そうよね、貴方達はね」
 本当にと言うドロシーでした。
「そうなるわね」
「はい、これからもです」
 まさにと言う神宝でした。
「敬語でお話させてもらいます」
「それじゃあね」
「はい、宜しくお願いします」
「貴方達はそういうことでね」
 ドロシーも納得しました、そうしてです。
 皆でデザートの苺も楽しみました、そのうえで皆で楽しく食べてそうしてまた冒険の旅を再開してです。 
 三日程歩くとでした、遂に。
 皆は世界樹の前まで来ました、世界樹はとてつもない大きさで直径はもう街位ありました。そしてその高さは。
「見上げても頂上が見えないよ」
「とんでもない高さだね」
「頂上は雲にかかっていたけれど」
「一体どれだけの高さか」
「こんな木があるのもオズの国ならではね」
「この木にね」 
 紗大尉は神宝達五人にお話しました。
「これから入って登ってね」
「そうしてですね」
 ジョージが応えました。
「世界樹の葉を手に入れるんですね」
「そしてその葉を持って」
 次に言うのはカルロスでした。
「ヘンリーおじさんとエムおばさんのところに戻って」
「それでワインに入れる」
 次に言ったのはナターシャでした。
「そうして最高に美味しいワインを造ってもら
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