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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第1部〜崩壊する楽園〜
第9話『戦士の消失-lost hero-』
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る彼女の始末。報酬はこの鍵です。」
「依頼の内容は簡単だけど、その鍵は何?馬鹿にしているの?」
「この鍵はあの一瞬へ戻れる鍵です。既に物語が閉じられてしまった、永遠の1学期。」
「それって、つまり…」
「はい。あなたが求めていた、奇跡の時間です。」
ディロードが説明すると、
「っしゃきたー!みてなさい。こんな仕事ちゃちゃっと片付けて、すぐに理樹君の所に行くんだから!」
沙耶は急にテンションを変えて仕事にとりかかる。
「さて、あっちはこれで安心だから、僕はこの三人をどうやって捕まえるか、だな。」
【ATTACK RIDE-SLASH-】
ディロードはスラッシュのカードを使う。
「ほう。そちらも本気を出してきたというのか。それなら、こちらもこれでいこう。」
シュドナイは自身の能力を使い、漆黒の甲冑を纏った姿に変身する。
「これならどうだ!」
ディロードはシュドナイに斬撃を放つが、その攻撃は防がれ、
「今だ、ヘカテー。それから“炎髪灼眼”。」
「はい。(アステル)!」
「あんたに言われなくても!悠二は私が取り戻す!」
ヘカテーは杖から弾幕状の攻撃を、シャナは炎の拳でディロードを攻撃する。
「危ない!?」
【ATTACK RIDE-BARRIER-】
ディロードはバリアを使ってシャナとヘカテーの攻撃を防ぎ、
「ここは、これの出番か。」
【ATTACK RIDE-BLUTSAUGER-】
ディロードはロードスラスターにアタックライドのカードをスキャンして、かつてシャナが坂井悠二に渡した片手用大剣型宝具“吸血鬼”(ブルートザオガー)を手に取る。
「さて、一気に行くぞ!」
ディロードは跳びあがり、出来る限りの存在の力を込めてシャナに“吸血鬼”(ブルートザオガー)で斬りかかる。
「しまった!」
シャナは、まさかディロードが自身のいる距離までジャンプしてくるとは考えておらず、不意の一撃に対処が間に合わず、その一撃を受けてライダーカードに封印される。
「さて、このままでは危険だから…」
【CHANGE RIDE-KLARWIND-】
「静かなる風よ、癒しの恵みを運んで…」
クラールヴィントの力を使って、ディロードの変身を解除した雅は、“吸血鬼”(ブルートザオガー)を使用するために使った存在の力を完全回復する。
「あのミステスのガキが使う宝具で一気に決着を着け、回復の魔術を隙なく使用して削った命の回復も同時に行うとは、流石は装填の守護者だ。」
シュドナイは雅の戦い方に評価をしていた。

一方、沙耶の方は─
「あんた、なかなかやるじゃないの!」
「いろいろな国を旅してきましたので。」
「そうなんだ。じゃあ、やっぱり死にかけたこともあるの?」
「そうですね。ボクの生まれ故郷で、一度。それから、ボク
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