暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
ロックマンX5
第97話:Eurasia City Broken Highway
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答して』

「こちらエックス。ルインもゼロもここにいる」

『そう。声を聞く限りどうやら無事のようね』

「何とかね。どうやら俺達はシグマウィルスの影響は受けないようだ」

『よかった…』

エックスの言葉にアイリスの安堵した声が聞こえた。

『流石にイレギュラーハンターの英雄達を前にしてはシグマウィルスと言えど、その精神をそう簡単に支配できないという所か…』

『精神とか何を非科学的なことを、彼らは何度もシグマと直接戦ったことで僕達よりシグマウィルスに耐性があるんだろうさ…若しくは何か特別な…うん、実に興味深いねえ。まあ、ともかくそこにいては危険であることに変わりはない。早く戻って来るんだ』

何処か自分を無理矢理納得させているかのようなシグナスの言葉やこんな時でさえペースを崩さないゲイトに苦笑するエックス達。

少ししてエックス達はハンターベースへと転送された。

世界規模のウィルス汚染と言う未曾有の危機。

しかしエックス達はまだ知らない。

これすらもまたシグマにとっては本来の計画のほんの前段階に過ぎないのだということを。
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