暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
外伝〜ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン〜前篇
[11/11]

しおりが登録されていません
[8]前話 [9] 最初 [2]次話
件はともかく、四大名門の一角であるカイエン公爵家の当主たる私と縁戚関係になる事は新興の大貴族であるシュバルツァー家にとっても”益”となる話は否定できませんが…………より正確に言えば、私自身をシュバルツァー家の一員にする事で、リィン教官を含めたシュバルツァー家に様々な恩恵をもたらすことをお約束致しますわ。」

「…………どういう意味ですか?」
ミルディーヌ公女の意図が理解できないエリゼは眉を顰めて問いかけた。
「―――それは私が持つ”能力”ですわ。」

「え…………ミ、ミルディーヌが持つ”能力”…………?」

「…………?」
ミルディーヌ公女の答えにキュアは戸惑い、ユーディットは不思議そうな表情でミルディーヌ公女を見つめた。
「―――ユーディお姉様とキュアさんもご存じのように本来カイエン公爵家の跡継ぎであった私の父は母と共に事故で亡くなって跡継ぎが叔父クロワール叔に代わり…………叔父がカイエン公を継ぐにあたり、わたくしは帝都に遠ざけられました。アストライアの初等科に封じ込められ10年近くを過ごしました。―――いずれ叔父が帝国で内戦を引き起こすであろうことを予感しながら。」
するとミルディーヌ公女は驚愕の事実を口にし、その場にいる全員を驚かせた――――――

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ