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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第91話
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午前、10:00―――

それぞれ天守閣に続く橋を降ろす装置の前に辿り着いた両チームは装置を起動させてそれぞれの橋を降ろして天守閣へと向かうと、まず最初に主攻チームであるリィン達A班が天守閣に辿り着いた。

〜グラーフ海上要塞・天守閣〜

「あ、あれ…………?」

「鉄機隊がいないだと…………!?」

「神機はいるようだが…………」

「一体どういうこと…………?今までの結社の”実験”を考えたら連中は必ず神機の近辺に待機していたのに…………」
鉄機隊がいない事にミリアムとユーシスは驚き、ガイウスとサラは真剣な表情で中央に鎮座している神機を見つめた。
「クスクス、パパ達がいるから、敵わないと判断して逃げちゃったのじゃないかしら♪」

「た、確かにその可能性も考えられなくはないのですが…………」

「―――彼女達の誇り高さを考えると、そのくらいの理由で退くとは思えないし、何よりもブリオニア島で戦った時に分校長が自ら姿を現して自分達を裁くかもしれない可能性を覚悟の上で現れたと言っていたから、例え陛下達が俺達に同行していても分校長がここにいるのだから、彼女達は決して退かないだろう。」

「それ程の覚悟をもってフォートガードに現れたという事は鉄機隊はリアンヌ様何か言いたい事や聞きたい事があって、あえて姿を現したのかもしれませんね…………」

「……………………」
レンの推測にセレーネが答えを濁しているとリィンが静かな表情で答え、リィンの話を聞いたイリーナは複雑そうな表情で推測と口にしてリアンヌに視線を向け、リアンヌは目を伏せて黙り込んでいた。
「それにしてもあれが今回の実験で使われた”神機”か。」

「”彼女達”の話によれば、あの神機は転移もそうですが空間に干渉する能力がある事から他の2機の神機と比べると遥かに厄介な機体との事ですが…………」
そしてリウイとエクリアが警戒の表情で神機を見つめたその時
「はあはあ…………お待たせしました!―――って、え………」

「鉄機隊の姿が見当たりませんが…………」

「その代わり神機の姿はありますが…………一体どういうことなんでしょう?」

「まさかとは思うけどそこのガラクタとの戦いで疲弊したエヴリーヌ達に攻撃を仕掛けるために、まずエヴリーヌ達がそこのガラクタと戦うのを待っているとか?」

「いや…………神速を始めとした鉄機隊の面々はそのような合理的な戦術は好まないし、そもそも神機との戦いは今までの事を考えれば騎神(ヴァリマール)や機甲兵達を操縦しての戦いだから直接神機と戦う事になるリィン達はともかく、俺達にはほぼ無意味な戦術だ。」
ユウナ達B班も天守閣に辿り着き、プリネやツーヤは鉄機隊の姿が見当たらない事に戸惑い、エヴリーヌの
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